歌舞伎座 十月大歌舞伎『義経千本桜』

チケットをとっていただいて、連休中に再び歌舞伎へ。歌舞伎座さよなら公演、芸術祭十月大歌舞伎、夜の部、通し狂言『義経千本桜』です(長い(笑))。

Kabukiza1 東銀座の歌舞伎座は、建て替えまであと200日ほど。入れ替え待ちの時間に、記念写真を撮る人でごったがえしていました。

今年の初めに行った山下達郎さんのライブで、達郎さんが大阪フェスティバルホールの建て替えに触れていたのを思い出しながら、観劇。

「多くの人が立ったコンサートホールには、その人たちの汗や、思いや、気、その全てがホールにしみついて、ホールの魂となっている。それを簡単に壊すなんて、あってはならないことだ」。

明かりを透かして少しすすけたように見える天井や、役者や黒子のすり足で白い地肌の見える舞台の古い板、ちょっとでこぼこして光沢のある手すりなどを見ながら、つくづく達郎さんの言葉を噛み締めて共感しました。建て直しの際に、使える建材は使うと聞いていますが、外側だけでなく、なるべく多くのものを生かして建て直して欲しいものです。

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新皿屋舗月雨暈@国立劇場3月14日

何故かライブ三昧が続いています(6日・谷村新司さんと押尾コータローさん(感動で泣いてらした・・・)のショー、13日・ピンクフロイドのトリビュートバンドによるOff The Wallライブ。それぞれ国際フォーラムCとA)。書いておきたいーとは思いながら、花粉症真っ最中で基本だるい上、時期的な雑用に忙殺されてアップする気力までは残らない今日この頃。

今日は歌舞伎に行ってきました。珍しいので、がんばって書いておきます。

歌舞伎というと「興味はあるけど、セリフ、果たして聞き取れるんでしょうか?」「これ以上はまるもの増やして身がもつんでしょうか」という感じで、あんまり足が向かないのだけれど、券をお持ちの方のご好意に甘えて見に行ってきました。

Photo  たぶん、20数年ぶりの国立劇場。幕を見ても「おお!歌舞伎揚げ(→おせんべ)のあの模様ではありませんか!」というくらいの初心者(というよりアホ)客です。国立劇場は、落ち着いた、でも決して敷居が高くない雰囲気がとてもいいですね。席は一階、舞台に向かって右の通路横。とても見やすい席でした。欲を言えば、向かって左の方が役者が通る花道に近くて良かったんだけど、なんて。

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ミニシアターで“Glengarry Glen Ross”

昨日、今日と東京はものすごい強風でした!
yumemiさんのコメントに励まされて更新。

神楽坂のTheatre-Iwatoという収容100人くらいの
ミニシアターで、今日“Glengarry Glen Ross”という英語劇を見てきました。
Black Stripe Theaterという劇団の芝居でしたが、
役者さんが、とっても上手で楽しめました。
(役者さん全員が、この劇団に所属しているわけではないようですが。)

脚本は、もともと舞台用に書かれたデビット・マメットの作品。

登場人物はある会社の不動産会社のセールスマン達。
いい成績をあげないと、オフィスマネジャーからよい顧客情報(sales leads)がもらえない仕組み。
良い情報がないとますます成績も上がらず、
トップセールスの二人を除いてはクビになると言い渡されている状態。
病気の子を抱えて成績のあがらないレビーンLeveneという
セールスマンが、ついに顧客情報を盗んでしまう。という内容。

内容はとても地味ですが、
初演された83年にはピューリッツアー賞をとったとか。
92年に映画化されましたが、俳優陣は本当に豪華でした。

情報を盗んでしまうレビーンにジャック・レモン、
トップセールスマン(ローマRoma)にアル・パチーノ、
オフィスマネジャー(ウイリアムソンWilliamson)にケビン・スペイシー、
レビーンに顧客情報を盗ませるセールスマン(モスMoss)にエド・ハリス、
そして舞台にないキャラクター、本社役員にアレック・ボールドウィン。
(この役が舞台にないのが惜しい!)

映画は、本当に地味なんですが(しつこい)
一人一人演技が光っていたんです。

で、映画で予習して、楽しみにしていた今日の舞台。

個人的に気に入ったのは、ローマ役とモス役の役者さんの演技。
ローマ役は、アル・パチーノにも引けをとらない演技の上手さと
カリスマ性を感じさせてくれました。見ていて楽しかったです。
ウエブサイトの写真で見た時、そんなカリスマ性は感じなかったので、
(失礼!)本当にいい役者さんなんだと思います。

モス役も、エド・ハリスより存在感があるくらい。
取調べ室から出てきたアーロナウ(始め、盗みを持ちかけたセールスマン)に言う
“How ya doing・・・(Fine.)Uh-huh."なんて
なんでもないセリフも、
「お前、とうとう引き受けなかったよな。俺のこと垂れ込んでないだろうな」
みたいなウラのlineがちゃんと伝わってくる
凄みのある演技がよかったです。       

レビーン役の方の演技は、私にはちょっと不満。
映画のジャックレモンが上手すぎたんですね。ごめんなさい。
ウィリアムソン役は、上手かったけどちょっと優しそうで。
ケビン・スペイシーの氷のような、爬虫類のような
いやらしい演技が好きだったので。

でも、全体的にはとても満足でした。
今日の舞台にかかわった皆さん、いい舞台をありがとう!
このお芝居は残念ながら今日までです。

字幕のない(笑)英語劇を見るのは、
本気で聞き取る練習になっていいですね。
また機会があれば行ってみたいな。

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オルセー美術館展のことなど。

3月はろくに更新できないまま、もう4月。ちょっと積み残したことを書いておきたくなりました。

*****

3月の三週目の週末、上野の東京都美術館に「オルセー美術館展」を見に行きました。混んでいて入場制限までしていました。

パリのオルセー美術館には二回だけ行きました。そちらは何回でも行きたい大好きな美術館ですが、東京都美術館の今回の特別展は、印象派と呼ばれる人達の有名な作品を、まんべんなく数点ずつ展示しただけの印象。一応テーマには分けていましたが。ちょっと不満。

たとえば、モネの「ルーアンの大聖堂」。
これが一枚だけ飾ってあってもねー。などと思ってしまったんです。あれは、大聖堂に当たる光(の変化)を描いているのだから、何枚か並べられて、はじめて作品の意図が凡人(私)にも伝わるのに。せめて二枚は借りて来てほしいし。

こういう展覧会は、音楽でいえば年代別、一枚だけのコンピレーションアルバムを聴いている時のような感じです。総括的でいろいろ触れられて、その年代の雰囲気は伝わる。一つ一つもとってもいいんだけど・・・あれ?このアーティストはこの曲?・・・で、これ一曲だけなの?という感じ。

・・・もっとも、好きなだけ借りてきたら本場のオルセーがスカスカになってしまうわけで、この感想は限りなく「イチャモン」に近い(^^;)。関係者の皆さん、ごめんなさい。

ところで、私が好きな画家の一人、ロートレックの絵も『ポール・ルクレルク』が来ていたくらい。この絵もいいんだけど、オルセーにはコーナーがあったし、もっと持ってきてほしかったなあ(これはもう、極個人的なワガママイチャモン)。

*****

ロートレックといえば。

好きな画家を聞かれて、ロートレックとか・・・と、昔ある外国人に言ったら「えー、でも彼の絵は漫画(cartoon)みたいじゃない?」と、バカにしたように言われたことがあります。もともと私の好きなものは微妙に(はっきり)B級っぽいんですが、ロートレックもそういえばB級的な味があるかな。

彼の絵は、確かにかなり漫画的。表情がリアルで動きも感じるんだけど、なんとなく描きかけみたいな雰囲気がある絵が多いように思います。本当に描き込みたい人物や、人の表情だけ一生懸命描いて、あとは投げやりな感じだったり。同時代に同じくポスターもてがけていたアール・ヌーボーのミュシャの絵がどこまでも美しくて細部まで完璧に仕上げている印象なのとは対象的。

デザインも色も美しいけど、人の表情なんかはとてつもなくリアルで醜かったりするし、どこか全体的にふざけてる。ふざけているけど、なんとなく悲しい。でも、悲しくて暗いのに、全体的にはそれほど深刻そうじゃない。

ロートレック本人がたぶんそういう方だったのではないかと思うけれど、彼の絵には深い悲しみを知ってる上での明るさみたいなのを感じる。逆かもしれないけど。

そんな彼の絵の「まあいいじゃない、人間も人生も一面的なものじゃないよね?」的な雰囲気が好きなのかなあ

今回来ている『ポール・ルクレルク』は、かなりまともな?絵です。タッチも青い色も好きですけど。
*****

オルセー美術館展は4月8日で終わります。東京では桜もすでに散り始め、今しかない!という感じだし、上野も東京都美術館も混んでるだろうなあ。

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フンデルト・ヴァッサー展

仕事帰りに日本橋三越のギャラリーへ。
「フンデルト・ヴァッサー展」。
ウィーン生まれの画家(1928-2000)です。

色彩にあふれ、波や渦、しずくなど曲線を多用した、具象と抽象の中間くらいの絵や版画。
黒が好きだったそうで、額縁の多くは黒一色です。

決して好きな絵ではないけど、何かひかれるのは、この人の描くものが「退屈」の対極にあるからかなあ。

日本の木版に魅かれたそうで、日本の木版の技術者に依頼して作った版画が何点もありました。
これらの版画は、フンデルト・ヴァッサー(本名ではなく、ドイツ語で「百の水」の意味)の意図で、
依頼した日本人彫師・刷師の名前や日本語のタイトル、色見本などが画面に一緒に刷り込まれています。
本人の手だけによる余白のない他の絵と違い、余白が新鮮で、色見本や漢字のタイトルもそのままデザインとして絵に溶け込み、クロスカルチャーの魅力がありました。「百水」というハンコも押してあってかわいい。

出口付近で45分の記録映画を流していました。今日もかなり疲れていたので、座って休むのが目的で腰掛けていたのですが、彼の愛した水面を見ていたら、不意に展示してあった絵が素直に心に入ってきました。水面の細かい波にゆれる心象風景や自然。彼としてはすごく自然に、心の水面に写ったままを描いているんだなあ。

「私の絵は売れなかった。あげると言っても、だれももらってくれなかった。私の絵は変わりすぎていた。」というご本人のコメントは笑えました。そのうち人気がでて、描くのが追いつかなくなったと言っていましたが。
裸で水辺の近くでデッサンをしていたりと、冷静に見ると単なる変わったおじさん(笑)。
彼の側から見ると、とんでもなく孤独で、とんでもなく自由な魂を持った人。

こんな人もいるんだなあ。こんな生き方もあるんだな。
なんだか疲れがとれました。

波と渦に「インスパイア」されて(?)ペイントでお絵かき。

2
Kage

無目的、無意味なことをするのって案外癒されます(笑)。

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東京国立博物館は歴史的お宝ざくざく。

日曜日、上野の東京国立博物館を見てきました。ここは、なんてったって1872年に開設された日本初の博物館。普通に見学できるだけでも本館、平成館、東洋館、法隆寺宝物館があり、見学は一日がかり。

ルーブル美術館や大英博物館じゃないけど、見終わる頃には国宝の山を見てもどうでもよくなっちゃうほど疲れるのが難(←もちろん、そうじゃない方もいると思います(^^;))

「中国国家博物館名品展~悠久の美~」の券をいただいたので、平成館から。平成館には初めて来ました。天井が高くて、立派な建物です。ここにはゆっくり休憩できる(飲食可)スペースもあります。

中国の新石器時代から五代までの展示では、思ったより日本の古代文化との違いを感じました。シルク・ロード文化というか、西域とのつながりがツボや金や青磁、人形(動物や兵よう)の顔などに感じられるんです。

・・・なんてわかったように言ってますが、実際は子どもと「紀元前4000年だって、古いね」「でっかいね~このつぼ、使うの大変だったろうねぇ」「おもしろい模様~」という程度の会話で、さらっと見てまわりました。

背中に取っ手のようなものをつけた座った人形もありました。
その前でのわが家族の会話。
「この背中の突起の意味についてはいろいろな説があります、だって」「これは、どう見てもゼンマイを巻くネジだね。焼き物のように見えて実はゼンマイ仕掛けなのだ」「違うよ、持つところだよ」そこで息子が「ちがうよ、これは、お○らだよ!」家族だけでなく、ちょうどその展示を見ていたご夫婦が思わずふきだされてましたが(済みませんーー;)そう言われてみると、そういう風にしか見えなくなります。案外当たってるかも(^^;)。

平成館には他に、ニュージー・ランドのマーオリ人の工芸品や彫刻など「マーオリ ー楽園の神々ー」の展示もありました。人の彫刻はモディリアーニの細長い顔みたいな感じ。ということは、マーオリ人の彫刻のデフォルメのしかたや力強さが、アフリカ彫刻的ということになるのかな。
顔に彫刻(刺青というより彫刻)をしていた人たちなのだそうです。展示室にマーオリの独特の管楽器の音が響いていて、娘はちょっと怖がっていましたが面白い展示でした。

以上二つが特別展。

平常展については詳しく書きませんが、本館も法隆寺宝物館も、「日本史」の教科書や資料集で見たようなお宝の本物が、ザクザクあります。

たとえば、「ムンクの叫び」が「シェ~」をしているような、「踊るはにわ」の本物とか!

高床式倉庫や狩をする人が線画で書いてある、あの「銅鐸」とか(息子は「あ、どうた君だ!」と言っていましたが・・ーー;)。

きれいな顔した「武人埴輪」の本物とか!

宇宙人メガネみたいな目をした土偶の本物とか!(足が一本ないのは、「休憩中」で展示されてなくて残念でしたが)

そう、派手派手な火炎縄文土器とか!

(・・・って、土偶や埴輪みたいなのばっかり・・・。)いえ、わかりやすいかと(^^ゞ)

とにかく「国宝」「重要文化財」だらけで圧倒されます。本館はずっと、イタリア?人のツアー客の波に呑まれた状態で見学することになって、ちょっと言葉酔いしました。平常展は、けっこう外国人が多かったです。

東洋館は「ミイラ」だけ見て、館内を「競歩」。そこで閉館。

いい運動、いい歴史の復習になりました。年に二回無料の日(今年は5月18日と9月17日)もありますので、行った覚えがないという方は、是非一度お運び下さい。たまには面白いです。

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ぐるっとパス2006 ミュージアムグッズ

何度も書いていたように、9月と10月に「ぐるっとパス」でせっせと「東京観光」いたしました(笑)。

このぐるっとパスには、実はスタンプラリーがついてました。2ヶ月の期間中に20ヶ所分集めたスタンプを事務局に送ると、2ヶ月ごと50人にミュージアムグッズがプレゼントされるんです。

がんばります!ということで、ぴったり20施設行きました。

・・・そんなに頑張る人、かつ暇人が大勢いるとはとても思えないので(笑)送ってみました。

やはり。ミュージアムグッズ、届きました(^^)/。

Vfsh0219

ルノワールのシリーズです。ポストカード三枚、一筆箋、ボールペン、ミニチュアイーゼル、クリアホルダー。

イレーヌ・カーン・ダンヴェルスは少女の無垢な美しさに満ちていて好きです。ちゃんと使っちゃいます。嬉しいです。

忘備録に、行けた20施設のリスト。

上野エリア

国立科学博物館(南方熊楠)

国立西洋美術館

下町風俗資料館

恩賜上野動物園

皇居周辺

科学技術館

相田みつを美術館(開館10周年記念特別企画)

ブリジストン美術館(オーストラリア展)

山種美術館(花鳥の歌)

目黒・港エリア

東京都庭園美術館(旧朝香宮邸のアールデコ)

東京都写真美術館

目黒区美術館(浅井忠門下の素描展)

松岡美術館

大倉集古館

泉屋博古館

世田谷・新宿エリア

損保ジャパン東郷青児美術館

両国・深川エリア(職場からは一番近いのに今回行けず)

臨海エリア

日本科学未来館

パナソニックセンター東京・リスーピア

多摩エリア

府中市郷土の森博物館

府中市美術館(親子鑑賞特別企画)

井の頭自然文化園

・・・よく回ったと自分でも感心(笑)。また買いたいけど、あの目まぐるしさを考えるとしばらく手がでないなあ(って、しつこいようですが、3,4施設も行けば元はとれるんです。念のため)。

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ぐるっとパス総括編。

ここ二ヶ月、ぐるっとパスの有効期限をにらみながら、息もつかせぬ日々を過ごしてまいりました。

やっと最後の週末。といっても、子供の行事やぐるっとパスで先週息切れして「もう今週は家にいよう!」ということになっていたので・・今日は井の頭文化園だけにしておきました(って結局行ってるし)。井の頭文化園の彫刻館には初めて行きました。Vfsh0166
平和祈念像をつくった北村西望さんの彫刻が集めてあるんです。これは知りませんでした。かなりの点数の展示に、アトリエまで移転してあります。大きな平和祈念像もあるので、一見の価値があります。

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先週末は土曜の夕方都立公園で御近所テニスをしたり。

Vfsh0162日曜はゆりかもめを使ってお台場に行きまして、

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日本科学未来館でアシモ君に会ってきたり。楽しかったけど疲労はピーク。
Vfsh0165_1

ぐるっとパスは2000円。
入場券は300円くらいから1000円くらいまでなので、本当は4、5施設も行けば元がとれるんです。

だから、無理して頑張らなくてもいいのです。

でも、ワタクシ、幼少~バブルまでは「根性努力・オモイコンダラ」の時代に生きてましたし、現在は「お得なものは逃しちゃならない」立場の主婦ですので??本当に頑張りました(偉くない。)

お台場では、パナソニックのリスーピアのおねえさんに「わあー。よく回られましたね!期限まで20施設行きそうですね!」って褒められちゃいました(^^)ゞ照れるわー(←いえ、褒められてませんから。)

平日も、職場を3時に出て目黒区立美術館に走り、そこから目黒駅に走って戻り、自宅の最寄駅から家に走り、予約の病院に滑り込みセーフ!なんていう余裕のない日々。よく頑張った。自分をほめたい。(だからそんなに頑張らなくてよい。)

さて。ぐるっとパスを2ヶ月使った感想です。

東京近郊に住んでいる方なら、まず何も考えずに一回買ってみるといいです(爆)。
近いから、いつでも行けると思って全然行かない・・・という場所、ありますよね。ぐるっとパスを持って、都内七つのエリアを回っていると気がつきます。あれ、これっていい東京観光じゃない。長いこと行ってなかったところもあったなあー。東京っていい所だねー。それに案外安く遊べるね。って。

2ヶ月ありますから、元がとれないことはないのでは。企画展に入れる施設(22箇所)なら3つ行けば元がとれます。お子さんのいらっしゃる方も、動物園、庭園、科学館などもたくさんあるので、けっこう楽しめると思います。

使えない、と思うのは企画展の割引券。
前売りを買った方が安かったり、ネットの割引券と同額だったりで、全くお得感がありません。同じ理由で、大きい美術館の企画展にいろいろ行くのが目的の方には、お勧めできません。割引券はつけなくてよし(断言)。

そのかわり・・・有効期限を、せめて3ヶ月にして欲しいです。平日、時間がたっぷりある方ならともかく、社会人はたぶん行く施設の数は変わらないと思うんですけど。

さて、今年も年末まで2ヶ月程。ぐるっとパスは終わったけど、まだまだ体力勝負です(笑)。

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青山劇場で『奇跡の人』を見る。

六弦六夜以来の青山劇場。

14日、土曜日。家族で『奇跡の人』の6時半の回を見に来ました。特別な期待があったわけではなく、たまたまB列(5列目)という、見やすい席をとっていただけたので。

予想以上に感動しました。

アニー・サリバン役は今回田畑智子さん。1986年から2003年までサリバン先生をつとめたのは大竹しのぶさんだったから、かなりプレッシャーがあったのでは。少し前の読売新聞には、劇のオファーがあった時には、てっきりヘレン・ケラーの役だと思ったというようなことが書いてありました。多少早口が聞き取りづらく一本調子なところがあったかもしれませんが、最後にはそれを忘れさせてくれるような気迫と瑞々しさのある演技でした。歌も演技もそうですが、最終的には上手いか下手かではなくて、人を引き込む魅力があるかどうか。田畑さん、良かったです。

ヘレン・ケラーの石原さとみさんも、映画などを見て勉強したのではないでしょうか。同じく魅力がありました。

お母さん(ケート)は小島聖さん。こんなに背の高い人だったのかって、ちょっとびっくり。清楚な美しさで、表情の演技も上手でした。

男性はお父さん(アーサー)の梨本謙次郎さんも義理の兄さん(ジェイムス)の山崎裕太さんも、声がすごくよく通って聞きやすかった。軽薄そうに振舞っているジェイムスの悩みも山崎さんはうまく表現していました(注:10日にアップした時、お名前が逆でした。訂正しました。ごめんなさい)。

あ、それから犬が素晴らしい(笑)本当に賢くて性格のいい犬です。名前がわからなくてごめんね。この犬だけでチケットのうち1800円くらいの価値ありです(笑)。

演出面。シリアスな中にも、動きなどで笑いをとっていて、またサリバン先生の回想もうまく入れていてソツがないです。ただ、つまらないことですが、使用人の黒人役が「日焼けした日本人」くらいのドウランの色だったので、初め近所の貧乏な人かと思ってしまいました(←私が鈍すぎるだけ??)。どうせ「白人」役も日本人にしか見えないんだから、「日焼けした日本人」に見えるドウランを塗るくらいなら、服装で使用人であることを印象づければいいんじゃない?とすら思いましたが・・・。

さて、『奇跡の人』を映画(テレビ)で過去に何度か見た時は、障害を持った人への教育という特別なテーマとして考えていました。改めてこの芝居を見て、もっと広く子供を育てていくということの大変さや心構えや苦悩の問題が大きく心に迫り、サリバン先生やアニー(お母さん)に共感していました。

実際3幕目では、方法は違ってもヘレンに対して共に真摯に向き合おうとしているサリバン先生とアニーの心情に打たれて、涙がぼろぼろ流れっぱなしに。「教えるのはむずかしいんです。でも、甘やかすのがこの子のためになりますか。」そうだよね。そうなんだよ。「でも、私はこの子を愛しているんです。」そう、とにかく子供は大事なんだよ。自分の子供一人をはさんで、夫も泣いてました(←もっともこの人は映画なんかでもすぐ泣くのですが^^;)

終わったのは10時。通路で、ウチの下の子と同じ歳くらいのお子さんを連れていたお母さんと目が合い「いやーちょっと油断して(こんな時間になると思わなくて)連れてきちゃいましたよねー」「でも本当に良かったですねー」「映画とも違う感動がねー」なんて、お話。どちらの子も「おなか空いたー」なんて言っていて、苦笑しました。

お芝居は、本当~~に久しぶりでした。知り合いが出た小さい英語の芝居は、六本木のアメリカンクラブに5年くらい前に家族で行きました。でも、大きいのは中井貴一が出ていた『陽だまりの木』か、天王洲アイルでやった『サンダーバード』か、どちらかが最後にみた芝居(どっちにしても13、4年前!!)。

やっぱり、なんでも生はいいです。

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ぐるっとパスの週末。上野編その2。

Tonbo 先週降り続いた雨が土曜日にやっと上がりました。

土日、東京はピーカンの快晴でした!

連日のテレビ『24シーズンⅣ』の録画を見るので寝不足なのと(自分のせい)、土曜は子供のイベントで朝から夕方まで外に出ていたのでかなり疲れてますが・・・。

写真は、土曜の秋晴れの中、強風に飛ばされそうになり(ビビり)つつ頑張っている(?)トンボ君。

トンボ君を見習って私もがんばろ!(脈絡なし)

というわけで、日曜、再びぐるっとパス持って家族で上野に行ってきました。

今日のメインは国立科学博物館。といっても、企画展のミイラではなく常設展。体験型の展示もありますが、どちらかというと見学型が多いです。

B3階から、地上3階までの新館Vfsh0154は、みどころ満載で、ゆっくり見たら3時間以上かかります。

恐竜の骨の展示や、上野のパンダを含む大型哺乳類の剥製たち、牛やくじらの内臓の展示など、巨大なものも多数。

かと思うと、虫眼鏡をつかわないとわからないような小さいの虫の無数の展示もあったり。

これは、3階の発見の森で、子供が穴から出てきたところです。

Ana 今はみどり館の一階で南方熊楠の展示もしています(11月26日まで)。熊楠については、水木しげるが書いたとてもわかりやすい漫画があるんです。私はその漫画を読んだのがこの天才科学者を知ったきっかけでした。展示では、採集物のコレクションや、直筆の日記、井上馨が発行した渡航許可書などが見られて興味深かったです。

今日のおまけは、国立西洋美術館。といっても、企画展のベルギー王立ではなく、常設展(そればっかり)。

でも、ここの常設展のコレクションはすごく充実してます。好きな絵がたくさんあるのですが、いつも企画展のついでだったりして疲れていてあまりじっくり見られません。で、今日も疲れていて、さらっと見回っただけ(笑)

常設展は写真をとってもいいんですよ。でもアップしていいかは別問題なのかなあ・・・といいながら、おそるおそる藤田嗣治だけ。

Vfsh0156 これもかなりいい絵なんです。ガラスで光っちゃってますが。

まっすぐ帰ろうとおもったけれど、前回アメ横のおもしろさに目覚めた子供のリクエストで御徒町へ。

まぐろと、明太子と、舟和の芋ようかんを買って・・・ついでに東京駅で東京バナナを買って(これは初めて買って)帰宅。

Gurustaぐるっとパス、アップしていないところも含めて今のところ13箇所回りました!まだ期限までがんばります(笑)

9日はようやく、というかあっという間に、というか押尾コータローさんの調布(^^)(^^)(^^)(^^)。

人生、気力と体力でおま。

・・・体力回復のため、寝ます(と思ったら、夫が押尾さんのDVDを見始めた・・・うう、寝られなくなる!)

ほな!

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