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権威が地に落ちた漢検(準一級)、を受けてみる。

気がつけば5月も終わろうとしています。花粉が飛ばなくなり、ウィルスももうすぐ梅雨で大丈夫そう。元気です。酔狂にも?6月の漢字検定を受けてみることにして、只今準備中です。

漢字検定協会のトップが逮捕される中、いつもの天邪鬼が出た・・・というわけではなく、単に子どもにハッパをかけるついでに「勉強する親の背中をみせてやろうか。」と思ったのでした。前理事長親子の協会私物ぶりには呆れましたが、それで勉強のきっかけや、やる気をなくしてはそれこそ自分の損というもの。子どもに「準備しなさい!」とただ言うよりは、私もイッチョやってみよう、「一緒にやろうよ」という感じで。・・・違うかな、単に「宇治原君」が出ているテレビの影響だったかも(笑)。

一級は「配当漢字6千字」、というのを見ただけで、即あきらめて、二級を見ると今度はそんなに難しくなさそうでチャレンジ感に欠け、それで間をとって準一級にしたというわけです。

何かを受ける時はいつもそうするように、最初にいきなり本試験型の問題をやってみることから始めました。漢検協会から出ている黄色い過去問の本は高いくせに3回分しか載っていないので(まずこういうところから改めて欲しい、)二十回分の本試験型の問題が載っている弱小?出版社の本で始めてみました。

200点満点中、120点~145点くらいしか取れませんでした。合格は160点なので、何もやらなければ確実に落ちる、勉強すれば届きそうな点数。チャレンジにぴったりではないですか。

準一級は読みが難しい。それから、四字熟語が絶望的な出来。類義語・対義語もかなり悲惨でした。それで準一級の配当漢字の入った四字熟語、類義語、対義語を電車で覚えて、それから巻末の配当漢字表で書けなそうな漢字を夜せっせと練習。

そんな風に準備していて気がついたのは、準一級に出てくる言葉が「漢文みたいな語」や「明治(以前)臭い日本語」だということです。孜々営々(ししえいえい)とか畢生(ひっせい)とか盈虚(えいきょ)とか牙彫(げぼり)とか、あるいは廊(わたどの)だとか猿(ましら)だとか。

・・・大学時代の秀才同級生で、今、某大学の先生をしている方がいるのですが、彼なら大学時代からこの程度はバッチリ読み書きできたと確信。そう思うと読み間違うたび「んん?これ読めないの?フフッ(鼻で)。いやーそういう人もーまあーいるだろー。フフン。」という、彼の声が聞こえてくるような気がして(やる気でるわ)。因みにこの先生は、優しくカッコよく厭世観ただよう明治のインテリ書生のような方なんですよ。

(話を戻して、)明治臭い日本語、または当用(常用)漢字制定前の日本文を身につけるために、このところ「中島敦(改めて好きだと思った)」「森鴎外(『舞姫』は初めてまともに読んだ・・・恥)」「泉鏡花(この人の文体は合わなくてダメでした)」「長塚節(とってもリアルな『土』。夏目漱石の推薦文も味がある)」など、あまりちゃんと読んでいなかった往年の日本文学も読んで楽しんでいます。

ところで一級と準一級の配当漢字はちょっと見直した方がいいような気がします。(一級の方にも、普通に使う言葉の漢字がけっこう入っているので)。

とにかく、こんなふうに(子どもの学習にも)生涯学習にも役立つ試験なんですから、漢検は続けてほしいものです。新会長になった方、陰ながら応援しております。

今度の試験は6月21日。受験する皆さん、漢字検定協会にこれ以上余分に儲けさせないためにも(笑)一緒に合格しましょう!結果はまたご報告します~。

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コメント

こんばんは!

漢検準1級ですか!
結構な難関ではないですか。

僕も娘たちと一緒に「Q様」見てます。
あれを見ていると準1級は、僕には無理そうです。

がんばってくださいね!

投稿: Husky | 2009年5月29日 (金) 22時19分

こんにちは。

>孜々営々とか畢生とか盈虚とか牙彫とか、あるいは廊だとか猿だとか

読めたのは畢生だけ。こりゃ手強い。
ホント、「明治臭い日本語」ですが、改めて言葉の森の奥深さを
垣間見る思いがしました。

>勉強する親の背中
やろうと思ってもなかなかできるもんじゃありません。
そこをチャレンジするんですから、たいしたものです。
がんばってくださいね。

投稿: サムディ | 2009年5月31日 (日) 15時26分

Huskyさん

準備しなければ無理なのは私も一緒ですーcoldsweats01

家も、子どもと一緒にクイズ番組はよく見ます。英国算はまだ子どもに負けませんが、もともと苦手だった社会(特に歴史)は、現役中学生の上の子に全然かないません(汗)。

投稿: ぼくてき | 2009年5月31日 (日) 22時32分

サムディさん

言葉の森は本当に奥深いですね。
「奥深い」といえば、
準一級の読みで「淵い」と「耽い」に、
漢検協会で「おくぶかい」を当てています。
常用外の漢字は、こういった「訓読み」なのか「意味」なのか境界が曖昧なものが結構あるので、協会の誰がどんな基準で漢検の常用外の「読み」を決めたのか知りたい気がしました。

でもーそういう疑問も含めてーもともと「言葉」が好きなので、こういう勉強は苦にならないです。

投稿: ぼくてき | 2009年5月31日 (日) 22時52分

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