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甘いとは思うけれど。

相撲界大麻騒動で、最初に大麻を吸っていたことを認めた若ノ鵬。

八百長告発のあと、今になって第三者にそそのかされてお金をもらって証言したのだと告白したそうですね。なにが真相なのか、実際わかりません。でも・・・。

大麻が発覚した時から若ノ鵬を見ていて、今また気の毒で仕方ない。気の毒と言って悪ければ、とにかく胸が痛い。甘いですね。人には厳しい私なのに(笑)。

14歳の息子を持っている私から見ると、若ノ鵬が日本に来た15、16くらいの男の子の多く(?)が精神的にどんなに「おこちゃま」か痛いくらいわかるんです。そういう子がわけもわからず外国に来て、べらぼうにしごかれる中で、祖国では「ちょっとやんちゃな」程度のことだった大麻に手を出してしまった。(もちろん大麻に手を出したことを理解しちゃいけないし、軽く考えるわけでもない。誰かがちゃんと見ててあげて、止めなくちゃいけなかった)。大麻がばれたら、即刻相撲界から「解雇」になってしまった。

彼は15,6歳から、「日本」でしか通用しない相撲「だけ」を、一生懸命して成人になってしまった「外国人」なのに・・・。

相撲協会の立場もわかるけど「相撲協会は、部屋の親方は、相撲しかできなくなっているこの『子』の人生を、ここで完全に放り出して平気なの?」という思いがありました。相撲界って、厳しく理不尽で、どうしようもない世界だけど、でもそのかわり、もっと情の深い世界だったんじゃないのか?と。親方が、泣きながらぶん殴ってでも改心させようと思わないんだろうか?と。(「殺人」ともいえる事件もあったので、バカなことを言うと思うでしょうが、でも)そして、相撲協会の幹部には、同じ親方が土下座して頼んだりはしないのか、と。大相撲は完全な現代スポーツになどなれないのに(なったら大相撲の魅力も消えると思うのに)冷たさだけさっさと現代スポーツ並みか、と。

その後、若ノ鵬は(今回の告白を信じるなら)相撲界に戻りたい一心で誰かの口車に乗って、相撲界の現役力士の顔に泥を塗ってしまった。バカだ、本当に大バカだ、若ノ鵬は。でもどうにも憎めない。ただ愚かなだけの子どもなんだ、この人は。

しかも最初から、そしてこの期に及んでも、この人は日本の相撲がとても好きだと言っていて・・・。

彼に、もう相撲界に戻る余地はないだろうと思います。若ノ鵬のバカタレ!何やってんだよもうホントに。

こういう「子ども」を「金を生むといいなぁ、ヒヒヒ」みたいな気持で軽々しく外国から引っ張ってきて、その「子」が間違ったことをしたり、いらなくなったら切り捨てる相撲界。そしてさらにそれを利用しようとする人、そして「帰れ」の大合唱・・・この状況全てが、すごくいやです。若ノ鵬本人よりずっといやです。(んー、ネガティブなエントリーが続いてすみません)。

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コメント

こんにちは!

子を思う母の気持ちが書かせたブログでしょうか。

若ノ鵬は、最初に大麻を認めたというより、自分の財布に大麻が入っていたうえ、部屋からも大麻の吸引器が発見されたので、言い逃れできる状況じゃなかったのではないでしょうか。

解雇されたのは、確かに若ノ鵬が外国人力士だったか、という理由も少しはあるかも知れませんね。

時津風親方のときは、なかなか処分が決まりませんでしたし。

朝青龍の態度の悪さとか仮病事件とは、何とも思いませんでしたし、むしろ、そういう悪役横綱がいるのも、盛り上がっていいのでは?なんて思っていました。(内舘牧子に嫌悪感を覚えるので。)

でも今回のように大麻で逮捕なら、解雇も仕方ないのでは、と僕は思いました。
マナーの悪さや行儀悪さとは、違いますよねえ、犯罪なんですから。
(だからといって、鬼の首を取ったように「帰れ!」の大合唱はしませんけど。)

投稿: Husky | 2008年12月 2日 (火) 22時48分

Huskyさん
来てくださって、長いコメント感謝です!

>子を思う母の気持ちが書かせたブログでしょうか。

確かに~。
若ノ鵬は(ああ見えて)まだ20歳。かつ、あんなに精神的に未熟なまま、日本で20歳に「して」しまったんだなあと思うと、どうにもやりきれなくて。母の想いになってしまいますね。

でもそれだけじゃなくて「外国人なしでは今や成り立たない相撲界」の問題として見ても「外国人なしではやっていけないから来てもらう、でもサポートは十分せず、問題が起きたら全てその人物の問題として日本人より厳しく切り捨てて恥じない」という構図もどうにも嫌なんですよ。
誇り高く滅びるか(笑)、サポート体制をしっかり作ってちゃんと受け入れるのか。どちらにしても「覚悟」が必要なのに、覚悟もないままいい加減に外国人を利用だけして恥じない。それが、なんとも品がなく感じてしまう。

ちょっと話を広げちゃいますが、日本社会自体が、今後少子化で労働人口が不足していくことがはっきりしてて-今も看護士を呼ぼうとしているけど-今後、もっと門戸を広げざるを得なくなっていきますよね。その場合も、必要な覚悟は同じで。でも覚悟はやっぱり誰にもなくて、また来てくれた個人に全部責任をかぶせて、帰れと合唱するんじゃないの?って思いもあります。

>でも今回のように大麻で逮捕なら、解雇も仕方ないのでは、と僕は思いました。

その通りなんですよ。「でも・・・」という部分をつい書いてしまいました。

投稿: ぼくてき | 2008年12月 3日 (水) 22時56分

ぼくてきさん、こんにちは!
やはり12月はお忙しいのでしょうか。(と言いつつ、私もブログの更新遅れまくってます……。)
確かに本人の犯した罪と、周囲の体制の不十分さは別の問題ですよね。どちらにも問題があるのに、片方を無視して一方だけに責任を負わせるようなやり方(それを許容してしまう観客としての自分たちも含めて)に、いちばん問題意識を持たないといけないのかな、と思いました。
……テーマから外れていたらすみません。
今年はカレンダーのつながりが良く、例年より長めの年末年始休みになりそうです。楽しみです!

投稿: yumemi | 2008年12月18日 (木) 22時25分

yumemiさん

本当にいつもコメントくださってありがとうございます。
>……テーマから外れていたらすみません。
いえ、全然そんなことないです。若ノ鵬は結局ロシアに帰ることになったのかな?日本にいたことや日本語を何かの役に立てて、自分の道を見つけてくれるといいなと思います。

さて、「日本人より厳しく切り捨てて・・・」と書いて、更新をサボっているうちに、世間では、それこそ何も悪くない日本人も「内定取り消し」「派遣切り」「突然解雇」で生活の基盤を危うくされてますね。
働く意欲のある人はちゃんと働けて、どんな人でも-自分の落ち度でない限り-最低限の生活は不安なくできる社会であって欲しいです(が、現実はその反対に加速していて、いやですね。 ←って、管理人の方がどんどん逸脱しています(笑))。

投稿: ぼくてき | 2008年12月20日 (土) 00時19分

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