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『Dear John』

あまり本を読まない息子が、最近気に入っている作家が、清水義範さん。だいたい、お笑い系が好きな息子なのです。

彼が図書館で借りてきた本に『日本語必笑講座』というのがありました。二重の意味になる日本語の表現の話が面白かったです(下の引用は正確ではありません)。

・小学生二年生の作文。「いちねんせいのころしあいで・・・」(一年生の殺し合い/一年生の頃、試合)

・図工の時間「今日はかぶれるお面をつくります」(かぶれてしまうお面と、かぶることができるお面)

面白かったので、仕事先で会う中国人のYさん・韓国人のJさん・イギリス人のEさんに紹介して、そんな表現が国にないか聞いてみました(全員日本語ペラペラ)。

中国のYさん。

「あー。あるよ、あるよ。「おまえ、カギを落としたよ」というのと「おまえ、殺すよ」というのは、発音が一緒。」(?カギだったと思いますが、記憶違いかも。中国語は全くわかりません。)「え!?拾ったのが、チャイニーズマフィアのだったりしたら、うっかり中国語で教えたら、やばいことになるよね。こわっ!」「うん、でも大丈夫。言い方で、わかるから。」「でも、優しく「オマエ、殺すよぉ~」みたいに言うことってないの」「あるかも」「やっぱり、こわっ!」

韓国のJさん。

「韓国のはそんなに面白くないんですけど・・・うん、「お父さんが部屋に入った」っていうのと、「お父さん、カバンに入った」っていうのが同じなんですよ。」「ふつう、お父さんカバンには入らないから、誤解はないね」「大きいカバンなら、ソフトバンクのお父さんなら入るよ」「殺人事件なら入るし」「どうして殺す話ばっかり」

申し訳なさそうに、イギリスのEさんが言いました。

「あ・・・ごめん・・・英語は、今何も思いつかない。日本語覚えたら、英語全部忘れたみたい。」

それでその話は終わって、すっかり忘れていたのですが、律儀なEさん、わざわざ「長編」を紙に書いてきてくれました。

それはDear John,からはじまる手紙で、単語は一語一句全く同じなのに、カンマやピリオドの場所で、正反対の意味になる文でした。では、紹介します。

****

Dear John,

I want a man who knows what love is all about.

You are generous, kind, thoughtful.

People who are not like you admit to being useless and inferior.

You have ruined me for other men. I yearn for you.

I have no feelings whatsoever when we’re apart.

I can be forever happy- Will you let me be yours?

Mary.

(テキトーな、管理人訳)

ジョンへ。

私は愛が何かということを、ちゃんと知っている男の人を求めています。

あなたは寛大で、親切で、思慮深い。あなたと違うタイプの人は、役立たずで人より劣っていることにただ甘んじています。あなたは他の男性に向かおうとする私の気持ちをなくしてしまった。私は、あなたがとても恋しい。

私達が離れている時には、私はどんなことにも何も感じることができないんです。

私はいつまでも幸せでいることができます・・・私をあなたのものにしてくれませんか?

メリー

Dear John,

I want a man who knows what love is.

All about you are generous, kind, thoughtful people, who are not like you.

Admit to being useless and inferior, you have ruined me.

For other men,I yearn.  For you, I have no feelings whatsoever.

When we’re apart,I can be forever happy.

Will you let me be

Yours

Mary.

(こちらもテキトーな管理人訳)

ジョンへ

私は愛が何かを知っている男性を求めているの。あなたの周りにいるのは、寛大で、親切で、思慮深い人たちばかりで、あなたとはちがうわ。役立たずで人に劣っていることにただ甘んじて、あなたは私をめちゃくちゃにした。とにかくあなたみたいな人とは別の人が恋しいの。あなたに対しては、どんな感情も持てないわ。私達が離れている時、私はずっと幸せでいられるの。私を自由にしてくれる?

かしこ

メリー

****

これはEさんが作ったのではなくてネットで捜したそうです。これを日本人(ネイティブじゃない人)が電話で伝言として棒読みしたら、どんなことになるんだろ!?なんて考えてしまいますね。あと、短いのでは

Woman,without her man, is nothing.

Woman: without her man is nothing.

というのも教えてくれました。うん、これもほとんど逆の意味。面白いなあと思いました。

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コメント

こんにちは~。

ニュースで「汚職事件」と言ってるのを、ず~っと「お食事券」と勘違いしていた、なんて笑い話を聞いたことがあります。

コンマやピリオドの位置で意味がかわる英文って面白いですね。

そう言えば、ゴルゴ13で、調印される平和条約の条文が、直前にこっそりと書き加えられたコンマのために、意味が正反対になっていて、そのコンマを調印直前に狙撃するってエピソードがありました。

投稿: Husky | 2008年10月16日 (木) 12時45分

Huskyさんこんばんは。

『ゴルゴ13』は昔、歯医者で読んだ程度かも・・・そんな話もあったんですね。ちゃんとコンマで意味が反対になることもあるって、わかってて書いてたんですね。すごいな。

「おしょくじけん」といえば、変「漢」ミスコンテストって、漢検をやっている協会のコンテストがあったな・・・って思い出して捜してみました。 http://www.kanken.or.jp/henkan/happyou.html。

「その辺大変でしょ?」「 その変態変でしょ?」
「大阪の経済波及効果」「 大阪の経済は急降下」とか。笑えるのがいっぱいあります。

投稿: ぼくてき | 2008年10月16日 (木) 21時18分

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