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オフコース『花のフォークタウン』文化放送、1975年3月

小田和正の検索で来てくださる方が多いので、またオフコースネタで更新。

オフコースの古いライブの録音が「探せばもっとあるんじゃないかな」という相棒の言葉で、実家を探してもらいました。なんと、もっと古い録音発掘!

1975年3月。文化放送『花のフォークタウン』です。
よく、こんな録音の悪いAM放送の録音までつぶさずに取ってあったなと、改めて感心。

オフコースが大好きな人、または大大昔からのファンはご存じだと思いますが、75年は、オフコースが小田和正さんと鈴木康博さんの二人で、「オフコースの小さな部屋」というコンサートを始めた年。
「オフコースの小さな部屋」の第一回は『はじめの一歩』(サンリオ出版、1983)によると3月22日。
文化放送のオンエアは「3月」としか書いていなかったけど、内容はこの「オフコースの小さな部屋」が始まる直前のもの。

ではセットリストと小田さんのMCなど(MCは全て小田さんです)。

1.小さな部屋
『オフコースの小さな部屋』のテーマ曲です。初めて聞きました。100%フォークソングという感じの歌。オフコースの曲かどうか知りません。前出『はじめの一歩』によると、モトは「ヤングヤングミュージック・イン・テクニクス」(ラジオ関東)のテーマソングだったとのこと。「みんな夢を語る仲間さ」「始まりますよ 小さな部屋が 大きくなるよ すぐに」と言う歌詞に、大ブレイク前の自負と、二人の「大志」を感じますが・・・。

小田さんMC
 「この歌は、3月から月に一回か、一月半に一回ずつコンサートをしようと思っていて・・・(注:「この歌は」どうしたのか不明)。ただ歌だけ歌うのではなくて、ゲストと一緒に話し合いをしてみたり・・・ぼく、去年の暮れごろレコードと一緒に手紙を出していて・・・漫画家のみつはしちかこさんとかね。・・・まだ返事をもらっていないんですけれども・・・。なにか変わったコンサートをしていこうと思っているんですけれども。」「今年はこのコンサートを中心に張り切っていこうと思っています。ひまな方はぜひ遊びに来てください・」

 みつはしちかこさん、ご存じでしょうか。3回目の『オフコースの小さな部屋』に出ています。OKをもらえたんですね。みつはしさんの「チッチとサリー」は大好きでした。サリーは背の高い優しい男の子で、当時の女の子が共通に夢想する理想の男の子を絵にしたような感じでした。
  
 ・・・この後、小田さんが、小学校のころは兄がいつも声をほめられていて、聖歌隊にも入らされてソロで脚光を浴びていて、自分はハスキーで、声が思うように出なくて、オクターブの半分くらいしか出なくて劣等感にさいなまされていたという話を披露。

「でも、変声期の自覚もなく、高い声が出ていて・・・最近はふけてきて、高い声にもつやがなくなったとか、厳しいことを言われていますけれども」

あと30年以上、高い声は大丈夫ですよー。むしろ進化してますよー。って言ってあげたい。

2.水曜日の午後 
 やはりメインボーカルは鈴木康博さん。この頃は鈴木さんの声も透明感があって、小田さんの曲を歌っていても全く違和感がないです。

☆ 春にちなんだ歌のメドレー

3.春
  (イルカの歌のカバー。シュリークスで神部さんと一緒にやっていたけれど、ヒットがなく辞めるときに、イルカが泣いたという話を披露。そういえば、去年神部さんがなくなって、小田さんも鈴木さんもお別れの会に行って、久しぶりに会ったとか・・・。小田さんと鈴木さんのユニゾンが、やっぱり信じられないくらいピッタリ溶けています。小田さんがファルセットで歌っているのが今となっては珍しいです。)

4.春夏秋冬
 (泉谷しげるのカバー。まったく原曲を感じさせない??品のよいデュエット曲に「なっちゃって」います(笑)。YouTubeに、この曲を泉谷しげるさん・小田さん・桑田佳祐さん・忌野清志郎さんが四人で歌っているすごい映像があります。)

5.襟裳岬(ワンフレーズのみで「僕の贈り物」へ)

6.僕の贈り物(これも、どうなっちゃってるの??というくらい完璧に溶けたユニゾンを披露)。

テープはここで終わって、次に1976年2月の「うた・そして仲間」という番組の「愛の唄」「青春」「幻想(小田和正作詞、鈴木康博作曲。珍しく分業しましたと小田さんが紹介しています。)」「幸せなんて」が入っていました。こちらも二人の対等なハーモニー・ユニゾンが素晴らしく、おもわず一曲ごとにため息と拍手。

もちろんオフコースが大ヒットしたのは、大間さん、松尾さん、清水さんの三人のバンドメンバーを加えて音を厚くして、盛り上がる曲「も」多くしたからですが・・・。テープを聞いて、小田さんと鈴木さんの二人が対等にガッチリ組んでいた頃の歌の素晴らしさを、またしみじみ再確認してしまいました。

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