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YASS 60th Anniversary~ 燃ゆる心あるかぎり ~(2) 

元オフコース、鈴木康博さんのライブYASS 60th Anniversary~ 燃ゆる心あるかぎり ~ 横浜ランドマークホール。

今度はくどくて読みにくいレポート行きます!同じテーマのライブがあと二回は決定しているので、MCを載せることは迷いました・・・でも、大阪も千人程度、ヤクルトホールも五百人程度。行けない方が多いでしょう?だから簡単に載せます。載せれば、また別のお話が聞けるかもしれないしcatface(←鬼)。わかりやすいように「」に入れていますが、メモからのアップなので、こんなようなことをおっしゃったということでご理解ください。

~第一部~
1.ランナウエイ
 鈴木さん、アロハシャツによくあるような、赤と薄い群青の花がついた生地のシャツ、生成りのような感じのスラックスで登場。
バンドメンバーが4人出てきて、正直驚きました(3人だろうと思ってました)。いきなり、懐かしいオフコースのアルバム『Song is Love』のナンバー。「たそがれそまーるー夕日を追いかけなーがらー・・・夏はもうすぐそーこー」おお!鈴木さんの声よく出てる!これこそ渾身のライブのマジックですね。「冬はもうすぐ外」を「夏は」にかえて歌っていました。小田さんが昔、この曲を紹介する時「ラン・ア・ウエイ」みたいに区切って発音してたこともあったなあ。

2.素敵なあなた
 鈴木さんがオフコースを脱退する前に出した、『I Love You』の中の曲。かなり意外な選曲(私にとっては)。

3.夜は二人で
 5人オフコース最後の武道館コンサートでも歌った「白いシーツのうーみでー」という、あの曲。男性と車でなんか聞こうものなら、どうにも居心地が悪くて困った(笑)あの曲です。懐かしいなあ。これはシングルなんですよね。

 MC 「いつもは「短い時間ですがお付き合いください」と言うのですが、今日は長いですよ!(拍手)休憩は、みなさんの年齢を考えて、入れます。一部二部でやります。」

4.昨日への手紙
 私が擦り切れるまで聴いたアルバム『ワインの匂い』の曲です。このアルバムの曲は全部好き。始まったとたん、隣の相棒の目もうるうる・・・。鈴木さんの太くて長い指からの、素晴らしいアコースティックギターの音が、あのレコードと全く同じギターの音が、ここにcryingcrying

5.美しい想い出に
 『フェアウエイ』の中のバラードです。「きみはただーこーのむねにー」これもいい曲だなあconfident

 MC
 「今日は曲名は歌ってから言います(注:言わなかったのも多かった^^)。僕はオフコースでは、今歌った曲のころの『Song is Love』『ジャンクション』『フェアウェイ』あたりの曲が好きで。まだ、バンド・・・バンドかどうかもはっきりしない、方向性もはっきりとはしていない頃でね、フュージョンやロックっぽいのや、フォーク・・・って言われるとちがうぞ、とかね。とにかくいろいろなことを試していた頃です。」

 そう、それは、「オフコースは鈴木康弘さんと小田和正さんだ」という感じだったころでもありました。

6.青春 『Song is Love』の曲「さよーならーわかーものー」。
7.潮の香り 『ジャンクション』の曲「ゆーなぎーひはーくれーまどいー」。

 MC
「 オフコースは、はじめ3人でした。ヤマハのライトミュージックコンテストのフォーク部門で2位になったところから、デビューの運びになって。総合1位が『赤い鳥』(山本潤子さんのいたグループ)で、彼らは竹田の子守唄ですぐデビューしましたが、僕らは、人の曲でした・・・。
「テレビに出てくれ、という依頼で、出てみたら、僕たちは3人で、ギターもあるのにマイクが一本だったりしたんです。それでやれって・・・。それから、テレビとか、マスコミとかに不信感を持ってしまって。あ、今はそんなことないですよ。出して欲しいですよ(注:このライブはスカパーやCATVの「歌謡ポップスチャンネル」で8月16日に放映されます!)では、そのデビュー曲。

8.群集の中で
 これは本当に驚きました。昔のラジオ番組でだって、とにかくほとんどライブ音源では聴いたことのないデビュー曲です。『レア』や『オフコースボックス』の中には、入っていますが、これを生でやるとは・・・。大阪だと、山本潤子さんや細坪さんたちとハモるのかな。いいな。暗くて地味ですが、ハーモニーのきれいな曲です。

9.はたちの頃
 『この道をゆけば/ラウンド2』から。「希望に燃えていたあのころ~」から、私の心の中で小田さんの声のパートが重なってしまい・・・この曲が終わると、「別れの情景」が始まりそうな気がしてしまい・・・うるうるweep

MC
「母の日に花を買いに行ったら、高校生か大学生くらいの男の兄弟が、花を選んでるのを見て、若い人はねえ、最近なんか・・・いやなニュースも多いので・・・それを見てあ、こういう若い人もいるって、ちょっと安心しました。」

10.ロンド
 ドラマの主題歌だった曲で、母を歌っているいい曲です。これもシングルから。さだまさしさん(かグレープ)の曲みたいで、オフコースのアルバムの中に入れると浮いてしまう感じだったのかなあ。

バンドメンバー紹介 (前のエントリーのとおり)

11.DreamDreamDream
 『ぶらり途中下車』というテレビでながくエンディングに使われた曲。で、次のMC

MC 「これは、テレビの『ぶらり途中下車』という番組のエンディングテーマで使ってもらった曲です。こんな風に、けっこうテレビのテーマソングなどでは使ってもらったんですがね。なんかヒットしなくて(笑い)。いや、ヒットしようと思ってるんですよ(笑い)。ヒットしたいんですよ。一生懸命キャッチーな曲かいてみたりね。でもね、リクエストとってみると、バラードばっかりリクエストが多くてね。そうなのかなあとか。いろいろ悩みつつ現在に至っています。
  「オフコースを12年やりました。だから、ソロでも12年やっていけば何とかなるだろうって。実際は、なんとかするのは大変でしたね。ペースを見つけるのも大変で。
  「では、ソロになってからの曲に行きたいと思います。」

****

 今日はここまでです。(続きはこちら

 昔からの鈴木さんを知る人は、MCの内容にも驚かれたかもしれません。

 オフコース時代でも、脱退したあとでも、大成功した小田さんとの比較で宿命的にいろいろ言われ続ける鈴木さん。小田さんみたいに「本当に特別な声」を天から授かったわけではなく、セールスでは、小田さんに大きく負けている鈴木さん(すみません)。

 ソロになってから大ヒットがないことについて、また、いまだ悩みつつやっていることについて、痛いほど素直に語る鈴木さんが舞台にいました。後半のMCでも、すごく素直に、現在のご自分の心境や歌を続けている理由などについて、熱い心を込め、でも静かに語っていらっしゃいました。

 このかっこ悪さの、ものすごいかっこよさ。

 「これが自分の生き方だと、自分で信じられる生き方をまっすぐ生きてきた」というブレない誇りがなければ、こんなふうに挫折や迷いについて語ることができるはずがない。
 その誇りがなければ、そんな「負けている」自分の姿を見せながら、歩きつづけることが、いまだ迷いつつ真摯に自分の道を生きることが、できるはずがない。
 鈴木さんの言葉を聞いて、小田さんと比較して、ただ惨めだと思える人は、自分がどれだけブレない誇りを持って生きているか、自分に聞いてみればいい。

人間としては、生き方としては、全然負けてない。
心から、「かっこいいです! 鈴木さん!」

・・・小田さんと鈴木さんって、生き方も本当に重なっている。とにかく生き方が「真摯」だということ。

あ、でも・・・しつこいようですが、こんな難しいことを力いっぱい考えなくても(^^ゞ ただただひたすら楽しめて堪能できる素晴らしいライブだったんですshine。鈴木さんも、いい感じに肩の力が抜けて、でもとにかく一生懸命、かつ本当に楽しそうにライブをされてました。大阪、東京付近の鈴木さんファン、オフコースのファンの皆さん、ぜひぜひ、これからある60周年ライブ(大阪、東京)に足を運んでみてください。


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YASS 60th Anniversary~ 燃ゆる心あるかぎり ~ 横浜ランドマークホール(1)

今日は、小田和正さんは沖縄で『今日もどこかで』ツアーのはず。
おっ。つうさんは沖縄まで行ってる!いいな!

そんな中。

行ってまいりました!
元オフコース、鈴木康博さんのライブYASS 60th Anniversary~ 燃ゆる心あるかぎり ~ 横浜ランドマークホールです。

私はオフコースのファンでしたが、その中でも誰のファンだったか、と聞かれれば、(すみませんが、)間違いなく小田さんのファンです。が・・・鈴木さんのこのライブ、すごく、すごくよかったです。
なので、頼まれもしないのに宣伝部長務めさせていただきます!catface

ランドマークホールは、キャパが500人くらいでしょうか。本当にライブ感があって、アコースティックコーナーも良かったし、アカペラも良かったし、若いメンバーとはしっかりロックしているし、すごくいいコンサートでした。
鈴木さんは、声や歌い方が変わってしまった、とYouTubeの映像で見て思っていましたが、今日は本当に声がよく出ていました。ファルセットも奇麗に出ていたし。多少高音が苦しそうな所はありましたが、オフコース時代の曲は鈴木さんのギターも歌い方も当時に忠実で、もう本当に感動しました&楽しんで来ました。
休憩時間を除いても、たっぷり3時間以上。
鈴木さんの曲はバラードが好きですが、ロックしてる鈴木さんが楽しそうなのが、見ていてすごくうれしかったです。

さて、オフコースと鈴木さんのファンで、行けなかった方のために、とりあえずセットリストをアップ。
メモとりまくっていたので(^^;)、詳しい(読みにくい)レポートをその2でアップする予定です。これから、大阪と東京でも同じタイトルのライブがあります。大阪ではゲスト(山本潤子さん/細坪基佳さん/中西圭三さん)もゲストで来るようですから、セットリストはまただいぶ変わるのかな。でも、行ける方はココから先と次のエントリーはネタバレ注意です。ライブの日を楽しみに待っていてくださいね!

セットリスト 2008年6月29日 横浜ランドマークホール

~第一部~
 1.ランナウエイhappy02
 2.素敵なあなた
 3.夜は二人で
 MC
 4.昨日への手紙cryingcryingheart04
 5.美しい想い出に
 MC
 6.青春
 7.潮の香り
 MC
 8.群集の中で(!)
 9.はたちの頃
10.ロンド

バンドメンバー紹介 吉岡誠司 (ベース・コーラス)
          吉橋徹  (ドラム)
          小原信哉 (ギター)
          松ヶ下宏之(キーボード・コーラス)

11.DreamDreamDream
 MC
12.入り江
13.雨がノックしてる
14.So Long
MC
15.Good-Bye 昭和
16.君について
17.エンドレスサマー

~休憩 15分~

18.流れ行く時の中で
19.夏の日の午后
 MC
20. ふと思うこと(アカペラ、マイクなし)
 MC
21.サンクチュアリー
 MC
22. あこがれという名の汽車
 MCと、23のかけ声「イェイイェイ」の練習
23.ビリーブインスマイル
24.オマエとあの娘
25.Keep on running
 MC
26.メインストリートを突っ走れhappy02
27.のがすなチャンスをhappy02
28.一億の夜を越えてgoodhappy02
 MC
29.いいことあるさ
 MC
30.燃ゆる心ある限り

~アンコール① ~
31.汐風のなかで(グランドピアノで一人弾き語り)lovely
32.愛をよろしく
33.Save The Lovegoodhappy02

~アンコール②  鈴木さん一人でアコギで~
34.でももう花はいらないconfidentcrying
35.いくつもの星の下でhappy02crying

鈴木さん!というより、ヤッさん、そしてバンドのみなさん(このバンドがまた良かった)、こんな盛りだくさんの全力投球のライブをありがとう!

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オフコース『全日本ヤング選抜』文化放送、1977年2月

6月29日の鈴木康博さんのライブを楽しみに、もうとことんオフコース関連で。

さて、今日紹介するのは、31年前の文化放送、さだまさしさんの番組。

3曲目のあとで、小田さんの‘「いい女」論’が入っています。

カセットには「1977年2月12日」とあります。
ちょうど、この一年くらい前から、小田和正・鈴木康博のオフコースのバックに、
大間ジロー・清水仁・松尾和彦が入ったんです。
(って、知った風なことを言っていますが、
実は、当時の私もまだオフコースをよく知りませんでした。)
曲は、すべてアルバム『Song is Love』から。

ちょうど一年前の1976年2月放送の『うた そして仲間』という番組の曲(アルバム『僕の贈り物』『ワインの匂い』からの曲)と聞き比べてみると、その一年で、サウンドが派手になって、オフコースがはっきり変わっているのがわかります。思わず聴き入ってしまうのは、76年の方ですが・・・。とはいえ、まだコーラスには3人が入っていないようで、ボーカルは小田・鈴木二人の声だけです。

ではご紹介します(MC,正確ではないです)。

****
さだ 「ごぶさたしてます。相変わらず、お元気そうですね。」
小田 「あなた(さだまさし)に会うのはね、他の局で『精霊流し』でバイオリン持ってる時以来ですね。写真ではよく見るんですけどね。」
さだ 「ん・・・かつて、北海道でねぇ・・・」
小田 「あっ、そんなことがありましたね!」
さだ 「何言ってんですか、そんなこともあったんですよ。今日はお任せしますから、もう思い切りわーっとやってください。」
小田 「あ、もういいんですか。」

1.Run a Way(鈴木さんの曲)

小田 「知らない人は、オフコースはおとなしい奇麗な曲ばっかり歌ってるというイメージだと思うんですけど。最近は、バックメンバーをくわえましてね。こういう楽しい歌もやってますからね。ぜひ聴きにきてください。僕は暑いよりは寒い方がずっと好きで、でも今年の寒さには閉口して。雪はすきですけど。あったかい時雪が降れば楽でいいなと思いますが。」

会場からは、「品の良い女子高校生」風のかわいい笑い声が聞こえます。

2.めぐる季節(小田さんの曲)

小田 「自分達で音楽やってるとね、ステージや曲作りでのめりこんで、しんどいことがあるんですけど、そんな時映画なんか見て、気に入ったところで気に入った音楽がかかってくると、俺は音楽やっててよかったなんて思うことがありますけれども。・・・僕らの歌は、別れる歌が多くてね、でも別れないためにはどうしたらいいのかって歌もあるんですけど、参考にしていただきたいと思います。」

3.恋はさりげなく(鈴木さんの曲)

小田 「あのー。いい女っていうのは、いろいろなタイプがあると思うんですけど、人によって好みも違うし。いーい女っていうのは、誰が見てもいい女なんで。えー。オレは例えば痩せたのが好きだとか、ちょっとポチャッとしたのが好きだとかいろいろあると思うんですけど。

 いーーーい女っていうのは、へへっ(会場、笑い)まあ、口でうまく言えないですけれども。まー、なんていうかな。つかず、離れず。何か浮気してんのかな、と思ったら全然してなかったり。とにかくみんな若いんですから、そういうとこ上手く研究して、男性の心をガシッとつかんで欲しいと思います。

 それでは、このいーーーい女をテーマにした、心は気まぐれ、青春、歌をささげての三曲で今日は終わりにしたいと思います。」

4.こころは気紛れ(小田さんの曲)

5.青春(鈴木さんの曲。歌詞の一部、76年の録音で「この秋行く街」だったところが、この録音では、アルバムと同じ「この住み慣れた街」になっています。)

6.歌を捧げて(小田さんの曲。好きですconfident
****

さて、小田さんのいい女論って・・・。
ぶはっ、言ってること青い!(ばっさり)。
・・・って、小田さんまだ20代ですもんね。happy02

でも、「好きなタイプは・・・、きれいで、知的で、なおかつ優しく、かといって決して押し付けず、一緒にいて疲れないタイプで、家事はいつの間にかササッとこなし、繊細さはあるものの自分の無愛想にもいちいち傷つかず、つまりちゃんと自分があって・・・(← これは、全くの憶測。)」なんて、思いっきりハードル高いことを具体的に言うよりは感じいいかも(^^;)

この頃の小田さんが、小田さんの言う「いい女」にちょうど恋してらしたのかな、なんて考えるとほほえましいです。

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めざましテレビ小田さんインタビュー。

ここ、小田さん&オフコースブログではないんですが・・・。
5、6月と、小田さんのコンサートに行けて
・・・小田熱に浮かされている今はこれでいいか。

というわけで、また小田さんネタでm( ;)m。

今朝のめざましテレビ(フジテレビ)の小田和正さんインタビュー。
録画を、さっき見ました。

生野陽子アナ、中野美恵子アナ、
軽部真一アナ、大塚範一キャスターのリレーインタビュー。
もっと長く聞きたいな、と思ったのは大塚さんと小田さんのお話。

大塚さん (還暦を前に)「何か、いろいろなことが切なくてしょうがないんです」
小田さん 「切ないのはね、とりあえず置いといて、生まれて来たという宿命を背負った以上は、きっちりその誇りを持って終えていくしかないわけで。」

お二人の言葉、どちらも深く胸に残ります。

大塚さん、「いろいろなことが切ない」という「いろいろ」については、具体的にはおっしゃっていなかったけれど・・・。
最近立て続けにおきた人災や天災のニュース。周囲の友人に起きていること、自分や家族のこと。気が沈んでしまうような切ないことが多いです。共感するところがあります。

自分に何かできるような「切ないこと」なら何かすればいい。
でも、誰にもどうしようもない切ないことは、そう、とりあえず置いておくしかない。
考えても仕方のないことはとりあえず置いておいて、
自分が自分として生きている人生を、宿命として誇りを持ってすすんで、
終えていくしかない。

小田さんの言葉、歌と同じようにスッと心に届くなあ。

気真面目な(?)ワタクシとしては(笑)、この深い人生談義みたいな部分をもっと聞きたかったけど、
もちろん朝のニュースワイドショー的には生野アナの「60歳の恋愛観・・・どういう女性が・・・どういうしぐさを見たとき・・・どういうときに・・・ラブソングが生まれるのですか!」という質問はあって当然ですよね(^^)

「ラブソングが生まれるのは・・・依頼があった時」
と、見事に小田さんにかわされて、あとは作詞作曲の技術的な話で、生野アナの質問はおしまい。

マニア的には面白いけど、番組的にはおいしくないお返事だったのでは(笑)
小田さんとしては、還暦の自分が、いまさら女性の好みについて真面目に語るのもなあーっていうテレがあったんでしょうか。

・・・そういえば、最近聞いた30年前のラジオライブのテープに、
若き小田さんが「いい女」について語っているMCがありましたhappy02

今の小田さんが聞いたら、
「オレ何言ってたのかね!?やだねー。」って、本当に嫌がりそうですけどcatface
明日時間があったら、アップします。

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NHKドラマ『監査法人』が面白い。

昨日の夜、野球で延びたドラマ『監査法人』(NHK・土曜午後9:00~全6回の2回目)を偶然見ました。監査法人の若手公認会計士(若杉・・・塚本高史と、山中・・・松下奈緒)が、大手企業の粉飾決算と、その企業と銀行、また実態のない会社の不適切な関係性に気がつき、うやむやにしようとする上司ともぶつかりつつ、真相に迫っていくというもの。

矢島正雄さんの脚本。全6回の2回目でした。初回は見逃してしまいましたが、面白かったです。

清濁併せ呑む、というより、どっぷりと馴れ合いの監査を続け、小ずるく立ち回る監査法人の理事長・篠原(橋爪功)。銀行の利益以外は何も頭になく、信義心や道徳感のかけらもない東都銀行頭取・国友(竜雷太)。この二人が、ホントいやらし~い、脂ぎった役柄を実に楽しそうに?演じています。それに立ち向かう、若者二人(塚本、松下)は演技も青臭いといえば青臭いけど、これも役柄の青臭さとぴたっと合った演技。塚本高史さんの鋭くて暗―――い目もいいし、柴咲コウさん似の松下奈緒さんも悪くないです。

「この設定は変だわ」「これはありえない」なんてところもあるのですが、堅い題名とは裏腹に、単純に楽しめるドラマです。

これは来週も見よう、と思いつつ、なんで『監査法人』なんてドラマが面白いんだ?と考えてみて、ハタと気がつきました。

・・・この配役と設定、すっごく単純な時代劇の構図だよ。

*****

「大黒屋、おヌシも悪よのう」
「めっそうもない、お代官様。まあよしなに。これまで通り。」
「ふっふっふ。」
・・・
「この帳簿を見てくれ!大黒屋め!あれは、付け火に違いない。」
「わたくしの父は、その付け火で亡くなったのでございます。」
「調べてみましたが、どうもウラには代官の陰が」
「なに、代官が絡んでいるのか!」
・・・
「大黒屋、まずいのう。おヌシのやっていることが、どうもご城代のお耳に入ったようでな。すべて、おヌシが謀ったこと。われわれには関係のないことだがな。」
「ええ!?お代官様、全てはお代官様の指示ではございませぬか!!」
「知らぬわ。ふっふっふ。もうおヌシの利用価値はないということじゃ。」
「なんということを!!」

****

・・・ね?

ともあれ、初々しい若手と、味のある実力派の俳優で、ぐいぐい引き込む内容に仕立てたドラマです。NHKさん、やりますね。展開を楽しみにしています。

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代々木で失望したraraさんへ

小田さんの代々木のコンサート。
いろいろなブログで、感動と絶賛のコメントを見てホッとしていました。
代々木の小田さん、私の目からはかなりお疲れか、体調が悪いのを、経験と実力の高さと責任感とでカバーされているように見えたところがあって、ちょっとはらはらしたので。

そんな中、SHINさんのブログで、北側スタンドになった方のコメントを読みました。

「失望の渦に包まれています。」というものでした。
セットの裏側で、お尻ばかりを見せられた、と。

「60歳・・そろそろもうけ主義から足を洗い、歌い手としての誇りをもち、あんなに長い時間、お尻を見せるライブは止めていただけないかな」と。

この怒りの気持ちは、気持ちは、すごくわかります。
すごく期待していたからこその怒りですよね。

私も代々木体育館に入った時、ステージのセットを見て、
まずあの細長い会場を横に使っていることに驚き、
次に南を向いたセットの真後ろのスタンドに人を入れていることに驚きました。
これほど「真裏」に人を入れているコンサートはちょっと覚えがない。と思ったのです。

もし、小田さんがSHINさんのブログにコメントを書かれた方の文を読んだとしても、
「それはプロモーターの責任で、俺の責任じゃない」なんて絶対に言わないと思う。
申し訳なかった。ごめん。と思うんじゃないかと思う。
8000円前後の金額って、私たち一般人にとって安い金額ではないから。
チケットを買う人は、とにかく小田さんに魅かれて、それを買うわけだから。

あんな席は売るべきじゃない。
賛成です。
少なくとも、「セット裏スタンド席」と明記して追加で出すべき席だと思います。

その上で、よかったら聞いてほしいと思います。

コンサートは、アーティストにとって、決して儲かる場ではないということです。ツアーのクルーや、バンドや、機材や、プロモーターに入るお金や・・・人件費を含めて莫大な経費がかかり、もうけどころか赤字になることも多い場です。まあ、小田さんのツアーが赤字になるとは必ずしも思いませんが、決してアーティストにとって美味しい場ではないんです。アーティストが、自分の儲けのためにやるようなものではないんです。

それでもライブをやるのは、一般的には宣伝効果があるから、ということもあります。みんなに知ってもらって、曲を(CDやDVDやダウンロードで)買ってもらえるとか、知名度が上がるとか。でも、小田さんがツアーをやるのは、今さらそういう効果を狙ってではない・・・と思うんです。

小田さん自身、きっとできるなら小さいホールで、『風のように歌が流れていた』の収録をしたようなホールと状況で、歌いたいのでは。繰り返し、コンサートで「自分ならこんな大きいところでコンサートを聞きたくない」とおっしゃっているように。

以前、「アメリカでやるとしたら、小さなライブの店で、歌えたらいいなと思います」と話されていたのを聞いたことがあります。ただ、日本では、自分の歌を聴きたいと思う人に、そう思う人になるべく多く出会って、生で聴かせたい、聴いてもらいたい、と思っていらっしゃるのでは。自分の声を届けることが自分の使命だと思っているのではないかと思うんです。残された時間を意識されていることもあって、大きい会場になってしまうのだと思います。ファンとの距離を埋めるために、花道を作って、予定にないところにまで入って行かれています。

山下達郎さんは、いつも2000人くらいしか入らないような小さいホールでライブをやりますよね。音楽第一という自分の持っている哲学を捨てず、自分のこだわりとして。でも、そのことで、本当にタツローさんのライブを聴きたいと思いながら、一回も生で聴けないままでいるファンが多いことも確かです。

・・・先に書いたように、Raraさんが怒る気持ちは当然だと思います。あんな席を、普通に売ってはいけない。小田さんも、会場は見ているわけで、チケットを買って来てくれたファンに対して責任はある。それはそうです。
Raraさんがこれを読むかどうかわからないし、読んだからって、がっかりしたお気持ちが癒えるわけでも、怒りが消えるわけでもないとも思います。でも、コメントを読んで、とても悲しくなって、何か書かずにはいられなくなってしまったので、書きました。

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小田和正『今日もどこかで』代々木 6月18日

行って来ました(^-^)ノ
とりあえず、セットリストをアップします。

「ワインの匂い」を歌ってくださいました。
アレンジがオフコース時代のと違ってましたが、
うれしかったなあ。

アンコールでは、
Yes-Yes-Yes。
東京のアンコールにピッタリです!

小田さん、ちょっとお疲れだったかなあ。
それとも何かモニター(イヤフォン)に不具合があったのか・・・。
と思わせるところがありました。
汗を必要以上に気にしていたり・・・。

スタートは、歌が遅れ気味だったり、
珍しく、歌っている間で音程が何回も不安定だったり。
後半の「風のようにうたが流れていた」では、
バックの音を全く無視して(^^;)
余韻のない歌い方をしたり。と。

横浜より、客席に歌わせる曲が多かったし。

でも、初めて来たらしい後ろの男の子たち
(ったって、20代くらい)や、
横の奥様(小田さんと同世代かな?)たちは、

「スゲーなー。あんな声が出てて」
「すてきよねーすばらしいわー」
って言っていましたから、
これからいらっしゃる方は心配しないでくださいね。

代々木が横に広く、
音響が横浜アリーナより悪かったり、
それで余計気になったかもしれません。
贅沢な話です。

会場中を、ちゃんと動きまわって皆に手を振ってくれました。
代々木も本当に全力投球。
昨日も近くで拝顔できてうれしかったです。
小田さん、ありがとう!

****

代々木初日 セットリスト(違ったらすみません)。

こころ
正義は勝つ
愛を止めないで
伝えたいことがあるんだ
・MC

Re
僕らの街で
いつか どこかで
たしかなこと

・MC
僕の贈りもの(一番・合唱)
地球は狭くなりました
ワインの匂い
倖せなんて
愛の唄

さよなら
言葉にできない
今日も どこかで

ツアー報告(ご当地)1(2は19日)

NEXTのテーマ~僕らがいた~
Yes-No
ラブ・ストーリーは突然に
キラキラ
そのままの君が好き
時に愛は
風のようにうたが流れていた
東京の空
ダイジョウブ

・アンコール
またたく星に願いを
君住む街へ
Yes-Yes-Yes
今日もどこかで

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小田和正・小田和正・鈴木康博ライブ。

5月の横浜、小田和正『今日もどこかで』で
オフコース時代の懐かしい曲を聴いてから、
大昔のオフコースのライブテープや
『レア』などを含むオフコースのCDなどを
聴きまくっておりました。

相棒曰く、

小田和正・鈴木康博という出会いは本当に奇跡だったんだよ。

鈴木さんがいなくても、
「小田和正」は「何か」では一流になっていただろうけど、
それが歌手という仕事だったかどうかはわからないよ。

だから、小田さんが大好きな君は、
ヤッさんにも敬意をはらわなくてはいけないわけよ。

・・・相棒は、ヤッさんの曲も大好きなのです。

言われなくても、オフコース時代の
小田さんと鈴木さんのコーラスは
ため息がでるほど素晴らしい。

何度テープの前で拍手したことか。

一番聴いたアルバム『ワインの匂い』も、
二人の絶妙なバランスがあってこそ成り立っている名盤だと思うし。

「・・・だから、ヤッさんのライブも行ってみるしかない」
と、相棒が申しまして、実は5月の終わりに、ぎりぎりセーフで
6月29日の横浜ランドマークホールのチケットを取りました。

Anniversary Live 1970~2008
「還暦を迎えたYassがバンドを引き連れてお送りする、
オフコース時代から現在に至るまでの楽曲が目白押しの
アニバーサリーライブ」

とのことで、期待しています。

でも最近の鈴木さんの曲はよく知らないので、
YouTubeでチェック。
歌を聴いて、
高音が出にくそうだなあ、
歌い方が濃くなっちゃったなあ、と、まず思いました。

でも、「遥かなる願い」
「海辺にたたずんで」など、アコギ一本で静かに聞かせる曲にはすごくいい曲がありました。

曲も歌も、好きなのは小田さんですが、
鈴木さんも生き方も人柄も、素直ですごく素敵な方で、
それがアコギの演奏や歌に出ていると思います。

こんな曲、絢香か平原綾香かコブクロにでも歌ってもらったら、
皆に、よさがわかってもらえるのに。売れるのに。
(何気なく、ものすごく失礼なことを書いている?スミマセン(・・;;;;)
小田さんとこんな曲を一緒に歌ったら、
新たな奇跡のハーモニーが、また生まれるんじゃないかな。
聴いてみたいな。なんて思いました。

小田さんもそうですが、鈴木さんも
本当に素晴らしいのは、
大事に大事に歌うタイプの曲なんじゃないかな・・・。

日本人でも桑田佳祐さんなんかは、本物のロックンロールのリズムが
ちゃんとDNAに入っていて、血になって身体を流れている感じがするけど、
小田さん、鈴木さんの二人は
やっぱり違うんじゃないかと思ったりします。

根がストイックな賛美歌系というか(笑)

それが、5人オフコースになった時、
「いいんだけど、なんかオフコースだけが持っている
素晴らしさとはとちがう」
みたいに思った部分なんじゃないかと改めて思います。
(いえ、OVERまではちゃんと聴きましたし、好きな曲も多いんですけど)。

さて、小田さんのツアー。
大阪城の二日目では
なんと『水曜日の午後』を歌ったそうです。

聴きたいデス(T T)

小田さん、東京でもお願いします(´人`)
代々木の初日(´人`)
お願いします(´人`)
『夏の終わり』でもいいです(´人`)←この顔しつこい(--;)。

(実は、代々木のチケットの追加が出た時、
相棒が確保してくれました(^^;)
万障繰り合わせてまた明日行きます・・・
ごめんなさい・・・って誰に謝ってるんだろ)。

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ディズニーシーのミスティックリズム。

 久しぶりにディズニーシーに行ってきました。

 日曜日でしたが、人気アトラクションはやはり1時間前後待ち。

 今日はじめて観たのが、ロストリバーデルタの、ミスティックリズムというステージでした。
水と火を使い、重い太鼓のリズムに乗せて、舞台のダンスと吊りの空中ダンスを見せてくれます。短いショーとしてはかなり楽しめました。

 偶然、左の通路側の席にいたのですが、この舞台を見る時には、中央座席の左右通路沿いに座ることをお勧めします!(以下ネタバレ注意!)

 まず太鼓を持ったリズム隊が通路から登場。「ドンドンドンドン」と威勢のいい太鼓をたたきながら、疾風のように駆け抜けて舞台へ。その後、蝶を持った森の精のような人が、踊りながら通ります。手を差し伸べると、手の上に「蝶」を止まらせてくれました。「火」の舞台で活躍するマッスルシアターのメンバーみたいに筋肉質な人たちが登場した時には、カギ爪みたいなもので、脅かしてくれたし(笑)、通路側は、臨場感満点なのです。

 空中ダンスは、緑のリボンを使った二人の、絡みのあるダンスが特に見もの。

 最後は、ものすごい霧が舞台から客席を襲って包み・・・目くらましにあっている間に、舞台からダンサーが「消えて」おしまい。本当に楽しい演出でした。

 ディズニーシーができた時に比べると、面白い乗り物は少し増えました(タワー・オブ・テラー(落ちる)やレイジングスピリッツ(360度回るコースター)など)。でも、ディズニーシーは、待ち時間ほど面白いアトラクションの数はそんなに多くない気がします。乗り物にいっぱい乗りたい娘を夫とともに残して、悪いけど今日は早めに帰宅しました(二人はまだ帰ってこない~)。

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日本を代表して?怒られたり、宮部みゆき『蒲生邸事件』を読んだり。

 知り合いの同世代の北米人で・・・会うたびに、「政治」ネタを振ってくる人がいます。

 「日本人はなんでこんなに世界で起きていることに疎いんだろう!このニュース、すごく有名なのに、今まで話した日本人、誰も知らないって。この国のニュースどうなってるんだ。だいたい、政治家がこれこれこんなバカなこと言ってるのに、なんで日本人は誰も行動を起こさないし、文句もいわないんだ!」
 「なんで、起訴された98パーセントが有罪になるような国で、死刑制度があるの。おかしいと思わないの?」
 「だれも特には食べたがらないクジラなのに、どうして日本政府は『調査』なんてごまかしの名のもとに捕鯨をする?それに、知ってる?赤ちゃんクジラが生きたまま血を吐きながら日本の調査捕鯨船で牽引されていくのをニュースやネットで見て、世界中が日本のことを怒っているのに、日本人の知り合いは、誰もそんな映像見てないって言うんだ!」
などなどなど。

 黙って聞いていればいいんですが。つい。

 「Youが話している30代から50代の日本人は、(Youと違って)はっきり言って忙しすぎて、ワールドニュースを全部チェックして、いちいち行動してる暇なんてないんだから!(こりゃ我ながら屁理屈か)。」
 「でも死刑が宣告される人の数は少ないし、その中で執行される人は本当―――に少ないんだよ?よっぽどの場合だけじゃないかな?で、死刑制度があること自体は日本人に支持されてるわけで・・・。」
 「世界中って何?英語の通じる世界が世界中??じゃ、逆に聞きたいんだけど、調査とかでなく、堂々と捕るなら捕鯨に賛成するの?文明的に殺すなら賛成するの?何が何でも反対でしょう?違う?」

 よせばいいのに、日本人を代表して??こんな小学生みたいな反論をして、「あー本当に日本人はバカばかり・・・もう本当に泣きたくなる」という顔をされるんですが・・・それでも、そういう話を最後まで聞いてくれる人自体少ないらしく(笑)、会うたびに際限なくふってきてくれます(泣)。

 さて、そんなプレッシャーの中で最近読んだのが、宮部みゆきさんの『蒲生邸事件』(全然つながりが見えなくて済みません!)

 96年に出版されて、日本SF大賞をとった小説です。もう12年前の作品ですが、読んだことがありませんでした。カバーの言葉をそのまま借りれば、「予備校受験に上京した少年が、時間旅行の能力を持つ男によって、昭和11年2月26日の東京に運ばれた。」という設定。

 タイムトラベルというSFであり、2・26を扱った歴史小説でもあり。密室殺人?(殺人かどうかがわからないという設定。亡くなる人物については完全なフィクション)の推理小説でもあり、そこにロマンティックな味付けもあり。厚さのわりに飽きずにあっさり読めます。

 思ったほど、2・26事件そのものには深く踏み込んではいない印象でした。もりたなるおさんの帯解説の言葉では「いまを盛りの女流作家は(中略)歴史の傍観者たちのあと知恵姿勢に、強烈な批判をくわえた」ということですが。
 タイムトラベラーの平田は、あと知恵でさかしく生きることより、人間らしく生きることを選び、あえて戦時下の昭和時代の波に翻弄されながら自分の人生をまっとうします。

 あと知恵で歴史を、人の生き方を批判する人がいるけれど、もしそういう人が、タイムトラベルができたとしたら、その人はその時代で本当に何か変えることができたのか?できないのではないのか?その時代にただ翻弄されながら、自分なりに精一杯生きた人を冷笑したり、批判できるのか?という問いかけがそこにはあって、一応共感できます。・・・が、そこに、宮部さんの歴史観も見えて、それが同世代の日本人にある程度共通するものに思えて興味深く、また危なっかしく思いました。

 それは、歴史の大きな流れは、少数の力では変えられないという歴史観。
 歴史の大きな流れの中では、人のあがきで小さな出来事を変えることはできても、大きな流れを変えることはできないという歴史観。
 小説の中で、「未来」を知るタイムトラベラーの平田は、何度も起きる出来事を変えようとしたが、一つを変えても、結局同じようなことが起きた・・・というエピソードを語っているのです。

 これなのかも。と思ってしまいました。知り合いのカナダ人を常にいらだたせている、日本人の歴史観というか、政治的な態度がこれなのかなあ、と。もっとはっきり言えば、私の態度なのだけど。

 ヒットラーを止めることができても、当時のドイツには、違うヒットラーが生まれていたのではないのかという歴史観。必ずしも悲惨な歴史に対してではなく、たとえばキング牧師がいなかったとしても、同じようなヒーローが生まれて、やはり差別解消や人権運動は進んでいただろうという思い。自分の中のどこかに、たぶんそんな思いがあるのではないか?と考えてしまいました。

 同じ政治的?SF小説でもスティーブン・キングの『デッド・ゾーン』では、主人公がアメリカをミスリードする大統領候補を殺して、満足感の中で小説が終わっていなかったっけ。一人の人間が世界を変えるパワーがあると信じる、楽天的な・・・ポジティブな行動につながる世界観がそこにあるような気がします。

 どちらが正しい、ということではないと思うけれど、たぶん確かだと思うのは「みんなが宮部さん(ぼくてき)的な歴史観・世界観をもってちゃ、だめだろうなあ」ということ。

 牛肉の輸入に関しての韓国のデモなんか見ていても、同じことが日本であってもこんなにみんな騒がないで、くすぶってるうちに通っちゃうかもしれないとも思います。どうしようもないことで騒ぐ必要はないけど、騒がなきゃいけないところでもおとなしいって、やっぱりまずいよね・・・でもね・・・。

 ・・・などと考えていたら、冒頭の知人が「とにかく、もう少し勉強しなさい」といって、Naomi Kleinさんの『The Shock Doctrin』という本をくれました。Introductionの英語が読みにくいと聞いてびびりましたが、そうでもないようです・・・けれど、最近英語の本を読んでいないので、今日仕事帰りに読み始めたら、4ページで寝てしまいました(泣)。
 ハリケーン「カトリーナ」への、アメリカの政府(政治家)の対応についての話からはじまっていました。時間がかかりそうですが・・・もし読めたら(後ろ向き)また報告したいと思います(っていうか、翻訳出てないかな・・・って、ホントに読める自信なくて困ってます)。

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オフコース『花のフォークタウン』文化放送、1975年3月

小田和正の検索で来てくださる方が多いので、またオフコースネタで更新。

オフコースの古いライブの録音が「探せばもっとあるんじゃないかな」という相棒の言葉で、実家を探してもらいました。なんと、もっと古い録音発掘!

1975年3月。文化放送『花のフォークタウン』です。
よく、こんな録音の悪いAM放送の録音までつぶさずに取ってあったなと、改めて感心。

オフコースが大好きな人、または大大昔からのファンはご存じだと思いますが、75年は、オフコースが小田和正さんと鈴木康博さんの二人で、「オフコースの小さな部屋」というコンサートを始めた年。
「オフコースの小さな部屋」の第一回は『はじめの一歩』(サンリオ出版、1983)によると3月22日。
文化放送のオンエアは「3月」としか書いていなかったけど、内容はこの「オフコースの小さな部屋」が始まる直前のもの。

ではセットリストと小田さんのMCなど(MCは全て小田さんです)。

1.小さな部屋
『オフコースの小さな部屋』のテーマ曲です。初めて聞きました。100%フォークソングという感じの歌。オフコースの曲かどうか知りません。前出『はじめの一歩』によると、モトは「ヤングヤングミュージック・イン・テクニクス」(ラジオ関東)のテーマソングだったとのこと。「みんな夢を語る仲間さ」「始まりますよ 小さな部屋が 大きくなるよ すぐに」と言う歌詞に、大ブレイク前の自負と、二人の「大志」を感じますが・・・。

小田さんMC
 「この歌は、3月から月に一回か、一月半に一回ずつコンサートをしようと思っていて・・・(注:「この歌は」どうしたのか不明)。ただ歌だけ歌うのではなくて、ゲストと一緒に話し合いをしてみたり・・・ぼく、去年の暮れごろレコードと一緒に手紙を出していて・・・漫画家のみつはしちかこさんとかね。・・・まだ返事をもらっていないんですけれども・・・。なにか変わったコンサートをしていこうと思っているんですけれども。」「今年はこのコンサートを中心に張り切っていこうと思っています。ひまな方はぜひ遊びに来てください・」

 みつはしちかこさん、ご存じでしょうか。3回目の『オフコースの小さな部屋』に出ています。OKをもらえたんですね。みつはしさんの「チッチとサリー」は大好きでした。サリーは背の高い優しい男の子で、当時の女の子が共通に夢想する理想の男の子を絵にしたような感じでした。
  
 ・・・この後、小田さんが、小学校のころは兄がいつも声をほめられていて、聖歌隊にも入らされてソロで脚光を浴びていて、自分はハスキーで、声が思うように出なくて、オクターブの半分くらいしか出なくて劣等感にさいなまされていたという話を披露。

「でも、変声期の自覚もなく、高い声が出ていて・・・最近はふけてきて、高い声にもつやがなくなったとか、厳しいことを言われていますけれども」

あと30年以上、高い声は大丈夫ですよー。むしろ進化してますよー。って言ってあげたい。

2.水曜日の午後 
 やはりメインボーカルは鈴木康博さん。この頃は鈴木さんの声も透明感があって、小田さんの曲を歌っていても全く違和感がないです。

☆ 春にちなんだ歌のメドレー

3.春
  (イルカの歌のカバー。シュリークスで神部さんと一緒にやっていたけれど、ヒットがなく辞めるときに、イルカが泣いたという話を披露。そういえば、去年神部さんがなくなって、小田さんも鈴木さんもお別れの会に行って、久しぶりに会ったとか・・・。小田さんと鈴木さんのユニゾンが、やっぱり信じられないくらいピッタリ溶けています。小田さんがファルセットで歌っているのが今となっては珍しいです。)

4.春夏秋冬
 (泉谷しげるのカバー。まったく原曲を感じさせない??品のよいデュエット曲に「なっちゃって」います(笑)。YouTubeに、この曲を泉谷しげるさん・小田さん・桑田佳祐さん・忌野清志郎さんが四人で歌っているすごい映像があります。)

5.襟裳岬(ワンフレーズのみで「僕の贈り物」へ)

6.僕の贈り物(これも、どうなっちゃってるの??というくらい完璧に溶けたユニゾンを披露)。

テープはここで終わって、次に1976年2月の「うた・そして仲間」という番組の「愛の唄」「青春」「幻想(小田和正作詞、鈴木康博作曲。珍しく分業しましたと小田さんが紹介しています。)」「幸せなんて」が入っていました。こちらも二人の対等なハーモニー・ユニゾンが素晴らしく、おもわず一曲ごとにため息と拍手。

もちろんオフコースが大ヒットしたのは、大間さん、松尾さん、清水さんの三人のバンドメンバーを加えて音を厚くして、盛り上がる曲「も」多くしたからですが・・・。テープを聞いて、小田さんと鈴木さんの二人が対等にガッチリ組んでいた頃の歌の素晴らしさを、またしみじみ再確認してしまいました。

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