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青山劇場で『奇跡の人』を見る。

六弦六夜以来の青山劇場。

14日、土曜日。家族で『奇跡の人』の6時半の回を見に来ました。特別な期待があったわけではなく、たまたまB列(5列目)という、見やすい席をとっていただけたので。

予想以上に感動しました。

アニー・サリバン役は今回田畑智子さん。1986年から2003年までサリバン先生をつとめたのは大竹しのぶさんだったから、かなりプレッシャーがあったのでは。少し前の読売新聞には、劇のオファーがあった時には、てっきりヘレン・ケラーの役だと思ったというようなことが書いてありました。多少早口が聞き取りづらく一本調子なところがあったかもしれませんが、最後にはそれを忘れさせてくれるような気迫と瑞々しさのある演技でした。歌も演技もそうですが、最終的には上手いか下手かではなくて、人を引き込む魅力があるかどうか。田畑さん、良かったです。

ヘレン・ケラーの石原さとみさんも、映画などを見て勉強したのではないでしょうか。同じく魅力がありました。

お母さん(ケート)は小島聖さん。こんなに背の高い人だったのかって、ちょっとびっくり。清楚な美しさで、表情の演技も上手でした。

男性はお父さん(アーサー)の梨本謙次郎さんも義理の兄さん(ジェイムス)の山崎裕太さんも、声がすごくよく通って聞きやすかった。軽薄そうに振舞っているジェイムスの悩みも山崎さんはうまく表現していました(注:10日にアップした時、お名前が逆でした。訂正しました。ごめんなさい)。

あ、それから犬が素晴らしい(笑)本当に賢くて性格のいい犬です。名前がわからなくてごめんね。この犬だけでチケットのうち1800円くらいの価値ありです(笑)。

演出面。シリアスな中にも、動きなどで笑いをとっていて、またサリバン先生の回想もうまく入れていてソツがないです。ただ、つまらないことですが、使用人の黒人役が「日焼けした日本人」くらいのドウランの色だったので、初め近所の貧乏な人かと思ってしまいました(←私が鈍すぎるだけ??)。どうせ「白人」役も日本人にしか見えないんだから、「日焼けした日本人」に見えるドウランを塗るくらいなら、服装で使用人であることを印象づければいいんじゃない?とすら思いましたが・・・。

さて、『奇跡の人』を映画(テレビ)で過去に何度か見た時は、障害を持った人への教育という特別なテーマとして考えていました。改めてこの芝居を見て、もっと広く子供を育てていくということの大変さや心構えや苦悩の問題が大きく心に迫り、サリバン先生やアニー(お母さん)に共感していました。

実際3幕目では、方法は違ってもヘレンに対して共に真摯に向き合おうとしているサリバン先生とアニーの心情に打たれて、涙がぼろぼろ流れっぱなしに。「教えるのはむずかしいんです。でも、甘やかすのがこの子のためになりますか。」そうだよね。そうなんだよ。「でも、私はこの子を愛しているんです。」そう、とにかく子供は大事なんだよ。自分の子供一人をはさんで、夫も泣いてました(←もっともこの人は映画なんかでもすぐ泣くのですが^^;)

終わったのは10時。通路で、ウチの下の子と同じ歳くらいのお子さんを連れていたお母さんと目が合い「いやーちょっと油断して(こんな時間になると思わなくて)連れてきちゃいましたよねー」「でも本当に良かったですねー」「映画とも違う感動がねー」なんて、お話。どちらの子も「おなか空いたー」なんて言っていて、苦笑しました。

お芝居は、本当~~に久しぶりでした。知り合いが出た小さい英語の芝居は、六本木のアメリカンクラブに5年くらい前に家族で行きました。でも、大きいのは中井貴一が出ていた『陽だまりの木』か、天王洲アイルでやった『サンダーバード』か、どちらかが最後にみた芝居(どっちにしても13、4年前!!)。

やっぱり、なんでも生はいいです。

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「文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

こんにちは!

コンサートに美術館にお芝居と・・・色々と行ってますねえ。

何でもライブというのはいいもんですよね。

その日が来るまでの待つ楽しみ、会場について始まるまでのドキドキ感・・・
終わってからも、余韻に浸ったりと、色んな楽しみができます。

投稿: Husky | 2006年10月16日 (月) 12時55分

今年はちょっと偶然もあって、いろいろ行ってます。ライブは楽しいです。ホント。
大学の時は学生演劇をやってたんです。芝居って本当は、やってる人が一番楽しいよね。
今は見る機会があるだけで満足ですが(^^)。

投稿: ぼくてき | 2006年10月16日 (月) 15時52分

あ、そうなんですか。

自分でも演劇をやっていれば、見方も違うだろうから、他の人より楽しめるのでは?
バンドやってた人が、コンサートに行くと自分がやってたパートに目がいくような感じ。

演劇はやったことないのでわからないですけど、バンドもやっぱり演奏してるのが楽しいですもんね。

投稿: Husky | 2006年10月17日 (火) 23時04分

見方はどうかな~。素人集団でやってただけですから。

芝居って、身体能力・音楽・造形美術や絵画的なもの・言葉の感覚・・・とかあらゆる要素が関係あって面白いです。

学生芝居やってた時も、そういう分野のどこかに得意なことがある人が集まってたので、刺激がありました。同期のメンバーは、4年で卒業したのが同じ学部の岡山の友達と私の二人だけ・・って大物ぞろいの?集団でした(笑)。

投稿: ぼくてき | 2006年10月17日 (火) 23時32分

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