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竹島問題で、ちょこっと考える

このブログではあんまり書かないことにしている方面の話題なのだけど、やっぱりどうしても言いたくなっちゃったのです。

今日、来日中の日本語ペラペラ韓国人の男の子(20代)と話す機会があって、拉致被害者「めぐみさん」の娘さんとお父さん(のお母さんとお姉さん)の「DNA鑑定」のことがちょっと話題になった。

「韓国でも、あのDNA鑑定で、拉致が結構話題になってるんでしょう?今まで、韓国では拉致のことってほとんど問題にならなかったって聞いてるけど。」と言ってみた。以前、韓国人マダムとその話が出たとき「韓国は(朝鮮)戦争の時に何万人単位で捕虜になってるから、拉致は数としては霞んじゃうし、隣で同じ民族だし、政府は刺激したくないんですから(←「~なんですからぁ~」は、彼女の口癖)」なんて言われたから。

すると彼は「ふっ」とクールに鼻で笑った(注:いやな性格の子ではありません)。

「今はね、拉致なんて誰も気にしてませんよ、竹島ですよ。dokto(独島)のことばっかりですよ(注:会話に「よ」が多いのは、ケンカをうっているのではなく韓国語の影響らしいです)。」・・・なるほど。

韓国人は100パーセント、とはいわないまでもたぶん99.8パーセントくらい「普通の人」は竹島を「韓国の領土だ!」と確信している。資料を使って(韓国に有利な解釈で)学校できっちりそう教えているから。

さて、このブログを読んでいる「普通の日本人」の皆さん。竹島は「日本の領土だ!」って確信していますか?その理由をちゃんと説明できますか?100パーセント、とは言わないまでもたぶん80パーセントくらいの人は「本当はどうなの?どうなってんの?」と思っているんじゃないかな。だって、政府もマスコミも「まともな情報」を何も流してないもんね。

ヤフーで見てみたら、この方のホームページの情報は、かなりまともな気がした。結論は「日本の領土だ」という論ですが、その前にまず、ちゃんと資料をたくさん用意している。でもこれ、政府でも学者でもジャーナリストでもない、個人の方のサイト。本来こういう仕事するべき方達(外務省?)は何してる?

国際的な判断の場にこの問題を出すことを拒否して、武力でまず占拠している韓国(政府)もいやだけど(この際感情論)、日本政府が何を考えているのか、日本人の私にもわからない。そもそも日本人に「竹島は日本の領土」っていう説明努力をしてるように見えない。それで韓国人を説得しようって・・・そりゃ無理ですよ。時々、政府とか役所(この場合外務省)は、よっぽど市井の日本人を馬鹿集団だと思って(何も説明もしないで)いるんだろうなーと「感心」することがあるけれど、これもまさにそう。

私としては冷静に、竹島の「複雑な」というより「いい加減だった」扱われかた(地図、文書、実際の扱い、どれも、まるでいい加減だったりしたわけで)・・を歴史軸で見ていると、どっちもどっちという気がしてきます。

でも「絶対韓国のものなのに日本は本当にひどい国です!」って確信している韓国人に、何にも言えない日本人が大多数っていうのも、なんだかなあ。せめて「どっちもどっちなんだよ。韓国の教えてることも資料を曲解してたりして、根拠が薄いんだよ」くらい、言い返せるように、個人の努力で勉強しましょうか。皆さん。ちなみに韓国人は日本人(私)からみると、個人レベルでは本当に話しやすく、付き合いやすく、愛すべき人が多い(逆はそう思ってないかも(泣笑))。だいたいお酒も強いし(←関係ない)。

さて、日本政府様。もし、全くやる気がないんでしたら、いっそ気持ちよくさしあげておしまいになってはいかがでしょう?(←これ、皮肉ですよ。わかります?)

何がなんだかわからないまま一方的に非難されたり、商売がやりにくい・・って思いをしている邦人がいっぱいいるんじゃないでしょうか。あげたくないなら、なぜ日本の領土なのか、まず日本人にちゃんと説明したらいががでしょうか。そうしたら日本人が無駄に気重にならず、韓国人(や他の外国人)と(少なくとも)冷静な議論ができるのにね(っていうか、ホント、竹島だけの問題じゃないよね)。はあっ。

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「経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

自分もこの問題には、それほど興味を示していなかったのが、恥ずかしいですね。
ぼくてきさん紹介のサイト以外に、ググッて色々と読んでみたので、問題の概要は理解できました。

平和的な解決をという考えの人が結構いますが、自分の庭に勝手に上がり込まれて、こちらから妥協点をさがすなんて、そんな馬鹿な真似だけはしてほしくないです。

拉致問題で北朝鮮に馬鹿にされて、上海の日本領事館員の自殺では、中国に馬鹿にされ、竹島では韓国・・・
どうしてそんな国の顔色を伺う?

もっともっと大々的に扱われるべきニュースですね。

投稿: Husky | 2006年4月23日 (日) 23時29分

いえ、私も平和主義者のつもりですが・・「国際司法裁判所を通じて平和的にこの問題が解決されることを切に願います。」(上記紹介ホームページから引用)には賛成。

国際問題に関して、外国に対してと同じくらい、国民にさえもお茶を濁す日本政府や、馬鹿みたいに表層的な報道しかしないマスコミにいつもいらいらします。悪いものには蓋、でも正当性があることにも何の戦略もないように見えるし、分析的な詳しい報道もほとんどしない。

政府は「愛国心」どうのこうの言ってます。でも、人の潜在的な愛国心はもともと磐石なものだと思うし、そんなもの教育で育てようっていうのは不気味。
「豊富な知識」と「判断力」、それに「正義感」と「説明力」「行動力」あたりを育てるべきだと思うんだけど、そんなあまりに「正しい」能力を国民に持たれちゃ困るのかな(笑)。

投稿: ぼくてき | 2006年4月24日 (月) 01時30分

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♪喧嘩をやめて~、私の為に争わないでもうこれ以上♪ と海から顔をだして、のんびり歌っていたのは仮称竹島である。ところがだ、今回のニンゲンのお馬鹿な喧噪についに彼女はキレた。もう怒り心頭である。... [続きを読む]

受信: 2006年4月27日 (木) 12時06分

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