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宮崎駿さんのこと

先週、小金井に住んでいるきょうだいの家へ行った時のこと。

ついでに、駅から線路沿いに東に行って、ケアセンターみたいなところを曲がって「二馬力」前を通りました。(二馬力でピンと来る方は、ジブリファンかな?)

スタジオジブリもありますが、二馬力の建物の方が一見の価値があります。人のあまり通らなそうな細い道ぞいに、山奥のコテージみたいな建物。ごみ置き場に「これはゴミ置き場です」みたいな文が、宮崎駿さんの字(と思われる字)で書いてあるんです。

ちょうど、管理人の白髪のおじさんが竹箒で庭(道路に対してオープンスペース)を掃いていました。ん?・・・管理人の白髪のおじさん・・・?そのおじさん、人の気配で振り向きました。

宮崎駿さんでした。

私、何事もないような顔して通り過ぎました(知り合いじゃないもんね^^;)

庭のはしに、道を向いてベンチが置いてありました(ひょっとして通りすがりの人が、座って休んでいいんでしょうか?座って話し込んでもいいんですかぁー ← いけません。)

きょうだいに話すと「ついてる!」とのこと。

「ジブリや二馬力の前なんかしょっちゅう通ってるけど、ずっと住んでても宮崎さん見かけたのは3,4回しかないよ。すごいね!それに、掃除はいつもおばさんみたいな人がやってるし」。でも、近所の保育園だか小学校の子供なんて、散歩していて、宮崎さんに中に入れてもらったことがあるらしい。子供には本当に優しいんだなあ、宮崎さん。

でも、宮崎駿さんのファン?と聞かれたら頷き・・・つつ、微妙に口ごもる私。ジブリ美術館にも行って、そこでも子供目線の良心的なつくりに感動したし、ジブリの映画は映画館に見に行って、DVDも出るたびに買っているけれど。

「ルパン三世カリオストロの城」で宮崎さんをすごいと思ってから、「トトロ」「魔女の宅急便」くらいまでの作品は大好きだった。

手塚治虫が亡くなった時、朝日ジャーナルか何かの追悼文で、宮崎さん一人が「あの人がアニメについていったことは全て間違っていた」「私にとっては、神棚から引き摺り下ろさなければならない存在だった」とものすごく冷淡なコメントを載せていた時も、半分ぞっとしながら「天才であるっていうのは、常人にはわからない厳しい世界なんだ」と思っただけで、宮崎さんに対して否定的な気持ちにはならなかった。手塚治虫だって、いがぐり君の作者が「死んでくれたとき」「本当のことを言えば、ほっとしたのだ」みたいなことを書いていたんだから。

でも、千と千尋は?そしてハウルは?

なんだか、だんだん映像美重視、外国の方を見ている・・・傾向が強くなったいるようにみえて・・・黒澤明監督が辿った道を連想してしまう。

忠実なファンの方ごめんなさい。私の単純な頭が単純な話を好むだけのことかもしれない。

息子さんのゲド戦記は、たぶん見に行きます。面白いといいな、成功してほしいな、と思ってます。

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コメント

映画館で見て、DVD買って、じゅうぶんにファンに入るような気が・・

うちの奥さん、子供たちもジブリのアニメは好きなようです。
僕?カリオストロの城、ナウシカは好きかなあ。

でも宮崎氏は、ちょっと受入られません。
手塚治虫さんの追悼文での内容は、あのときに言うべきではないと思う。(大人げないというか、ずるいというか)
それに「アニメばかり見てるとバカになる」みたいな発言もしてません?
自分がアニメ作っておいて、見る人をバカにしてるなんて、あんた何様?って思いましたよ。

ファンの方、すいません。
決して宮崎作品がダメだと言ってるわけではないですよ。

投稿: Husky | 2006年4月29日 (土) 09時36分

うーん。私もはじめっから嫌いな人なら、「ほら、こんなこと言う人はだめ!」って思うんだろうけど。

例えば、手塚治虫さんの漫画にも子供のころからすごく影響を受けたけど、本人や近くにいた人が書いた本を読むと、発言も行動もかなりひどい。迷惑な方です(笑)。
でもそういうものを読んでも「天才でいる(才能を持っていて、それを磨き続け、使い続け人を感動させる)ことは異常なほど孤独で辛いことなんだろう。自分なら絶対耐えられない。だから、こういう人の発言や行動を、普通の人の善悪の基準ではかるのは酷すぎる。」と思ってしまう。否定することはできないんです。

もちろん、一つ一つの行動について、いい悪い自体の基準がぶれるわけじゃないんですが。作品の評価についても。

投稿: ぼくてき | 2006年4月29日 (土) 11時14分

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