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「子どもの」本。

P1030051  アレックス・シアラーさんの、子ども向けの本を二冊読みました。

「青空のむこう」と「13ヶ月と13週と13日と満月の夜」。どちらも変わった話で面白かったです。簡単に言うと「青空のむこう」は心がキュンとなる話。「13ヶ月」は子どもにぴったりの面白い話。

金原瑞人さんの訳も読みやすく、好きでした。ただ、「13ヶ月」の求龍堂さんの活字組はどう見てもヤングアダルト~大人対象にしてあります。カバーを見ても、中学生~大人が感想をよせています。

ストーリーが面白い「13ヶ月・・」は確実に小学三年生の娘の好み。ただ最初がモタモタしてわかりにくいし、ルビがほとんどなく活字も小さめだからきっと読み始めてもやめてしまうだろうなあ、もったいないなあと思いました。

そこで昨日寝る前に、話のスピードが増す4章の前まで、私と娘と息子と交代で音読してみました。3章の終わりに「え?」と言う内容がでてくるので、そこから先は多少漢字が正しく読めなくても「ちょっとスリルがあるお話」が好きな娘なら、自力で読み切るだろうと思ったからです。

案の定、今日寝る前には「あ、グレースはね・・・本当は・・・だったんだね!ひどいね!」などと言いながら夢中になって6章の終わりまで読んでいました(といっても20章まであるんです。娘よ、まだ意外なことがあって面白いの、がんばって)。

漢字や構文の違いも原因でしょうが、外国語が原書の子どもの本は日本語訳になると途端に難しくなってしまうことがあるように思えて仕方ないです。でも金原さんの訳自体はリズムもよくわかりやすいので、これは出版のしかたを変えるだけで子どもが読んでくれるのではないかと思います。

ルビを振って、作者の許可を得て挿絵なんか入れたら低学年の子どもでも読めるのに(青空・・の方はルビがありますが。)そうそう、「デルトラクエスト」なんて、本を読まない家の息子ですら最後まで「買って」読みきりましたが、あれも内容というより企画の勝利だと思いました。

もしかしたら「13ヶ月・・」は老人の描写にきわどいところがあるので、子ども向けにしなかったのかなあ(でもそんなにひどいわけではないんですが)。

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コメント

洋書は、ホント翻訳者の腕によって全然印象の違った作品になりますもんね。

金原瑞人さんって、金原ひとみさんのお父さんですよね。
「バーティミアス」も金原さんの翻訳で読んだら読めるかなあ。
実は原書を持ってるのですが、あまり面白さを感じなくて、10数ページで挫折したんです。

投稿: Husky | 2006年2月 6日 (月) 12時31分

誤訳とか言う以前に、日本語が崩壊しちゃってる翻訳ってありますもんねー。
さっきバーティミアスの三巻目を本屋で横目で見ましたが、金原さんの訳とは気がつきませんでした。私もあれは読んでないのでなんとも・・。
ともあれ金原さんの訳は読みやすく、日本語を大切にしてると思います。娘さんの言葉のセンスはお父さん譲りですね。

投稿: ぼくてき | 2006年2月 6日 (月) 21時12分

青空の…は感動ですよね。返す前に子供に読ませるのわすれた~

投稿: みかんのママ | 2006年2月 9日 (木) 17時12分

「青空・・」は、親が子に「読ませたい本」ですね。
最後の、おねえちゃんとのやり取りは泣きました。
娘は親の思惑どおり「13ヶ月・・」を読み終わり、息子と交代で「青空のむこう」も読んでます。

投稿: ぼくてき | 2006年2月 9日 (木) 18時06分

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