« TOEICのスピーキング・ライティングリサーチに参加。 | トップページ | 読んでくださった皆さん、2006年もよろしく! »

The Big Issue をご存じですか。

bigissue

写真は今月15日号のビッグイシュー。表紙とインタビューはアリシア・キーズで、インタビューの方はオリジナル英文も載っている。

30ページ程の中に、国際的な話題から、目下のパーティをどうするかという日常的な話題、音楽や映画の話題と幅広く載せて200円。月に1度か2度の発売。

この雑誌は、書店にはない。「ビッグイシュー日本」と契約して、顔写真入りのIDカードを首から下げたホームレスの人達だけが街頭に立って売っている雑誌だから。

私がこの雑誌を知ったのは2004年の3月3日号 News week日本版の記事。写真は大阪の街角で、メグ・ライアンの表紙の雑誌を右手に掲げたおじさん。タイトルは「世界一のホームレスは自力で稼ぐ」だった。日本では大阪で2003年の9月から出版・販売されていたらしい。当時、東京では売っていなかったので「へえー。面白い動きじゃない?」という感じだった。その後、都内でもいろいろなところで販売員さんを見かけるようになった。

雑誌の扉にある断りがきによると、販売者はこの雑誌10冊を無料で受け取り、その売り上げ2000円を元手に、以後は90円で仕入れ、200円で販売し、110円を彼らの収入とします。ということだ。

ネットの情報によると、この雑誌の始まりは、ロンドンの化粧品会社ボディショップの創設者ゴードン・ロディクが、90年頃NYで ”Street News"を売るホームレスを見かけたのがきっかけ。自分の会社にホームレスが販売する雑誌作りを打診したけれど、ダメだといわれ、古い友人のジョン・バートという人に頼んでみた。この人(実は大のチャリティー嫌い!)が市場調査をしたところ、ビジネスとして成り立つと判断してスタート。ロンドンで大成功を収めて世界に広がった雑誌なのだそうだ。

今日本でThe Big Issueを売っているのは大阪、神戸、京都、東京、千葉、神奈川、青森、宮城(仙台)だけのよう。寄付などもあるけれど、今年3月の決算では赤字らしい。

今回買ったのは、友人の家に行く途中の荻窪駅で。普段降りない駅なので一旦気づかずに通り過ぎてから「ちょっと待って」と家族を待たせて戻って買った。夫に怪訝な顔をされた。「なにやってんの?(汚いおじさんから、何だかわからん雑誌買うなんて何考えてんの?)」

Big Issue よ!と見せてすら、夫は「でもなあ、彼らだって他の仕事だってできるだろうに・・何か安易じゃない?」と言う。まあそういう意見もわからないではない。

でも、私が会社の経営者でも住所も電話も職歴もない人は雇わない。それに他のいい仕事ができる才覚がある人だったら、寒い中何も言わずじっと立ってないのでは。

彼らが立っているのを見ると、まどろっこしくて、雑誌ひったくって「こちらはNews Week などでも紹介されたBig Issue という雑誌です。ホームレスの人達に仕事をしてもらうためにロンドンから始まった雑誌です。200円で、半額は直接この方の収入になります!内容は・・」って呼び込みしたくなっちゃうもんね。売るの下手すぎるし(` ′)←怒ってどうする

というわけで、特におすすめする立場ではありませんが、こういう雑誌を右手に高く掲げて、ただ立っている人を見たら・・・そして雑誌のタイトル見てちょっと面白そうだと思ったら・・・200円余ってたら・・・IDカードを確認した上で、買ってみてもいいかも、と言いたかったわけです。販売員の行動規範は厳しく決められていますし、違反行為の通報場所も明記されていますし(06-6344-2260)。それに安いしね(/・ω・)

|

« TOEICのスピーキング・ライティングリサーチに参加。 | トップページ | 読んでくださった皆さん、2006年もよろしく! »

「書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

この雑誌のことは、前から知ってるんですが、買ったことはないですね。
雑誌を買うときって、中身をちょっとパラパラと見て、面白そうなら買うほうなんで、表紙と見出しだけ見て人から買うっていうスタイルに慣れてないのかも知れません。

ぼくてきさんは、買ってるんですね。

投稿: Husky | 2005年12月27日 (火) 21時03分

生活困難な無職の人のために作られた自立支援雑誌・・ということを知らなくても、巻頭インタビューは本家The Big Issueのライターのインタビューの翻訳でまともだし、日本人ライターのも皆まともな記事です。値段を考えると出版元はがんばってると思います。

実は大阪の方が順調にうまくいってるそうです。同じ都会でも大阪の方が「他人」に対して温かみがあるんじゃないかな・・アジア系の外国人でも大阪をそう評価する人がいますが。
東京での売れ行きは悪く、悩みの種なんだそうです。東京の人間は良くも悪くも他人には「無関心」で「無関心」が一種の品の良さみたいに評価されるフシがあって、夫みたいな反応が「標準」だから、そりゃ売れないだろうなぁーと思います。だから逆に買っちゃうんですが。

一回声かけて見せてもらったらどうでしょう(IDカードをご確認の上)。それで買わなくても「ごめんなさい、今度好きなアーティストが載ってたら買うから、がんばって下さいね」って言えばいいと思うんです(長いレスごめんなさい)。

投稿: ぼくてき | 2005年12月27日 (火) 23時23分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/131466/7857595

この記事へのトラックバック一覧です: The Big Issue をご存じですか。:

« TOEICのスピーキング・ライティングリサーチに参加。 | トップページ | 読んでくださった皆さん、2006年もよろしく! »