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ハリーポッターの動詞

例えば、一巻から動詞を拾ってみます。

(以下、打ち間違いご容赦。)

はじめに、「口から言葉を発する」意味を含む動詞として使われている

単語です。一巻だけです。

say speak talk tell remark repeat represent voice(V)

observe deliver mean give state adress name metion refer allude

go discribe ask call insist swear retort recite rumble    reel off

wheedle hiss  breathe  mouth  squeak  splutter  bellow  moan  falter  howl

snap  screech  wail  whine  gabble  gibber  start  twang  bawl

wheez  rasp  stammer  rant  pelt  yell  boom  growl  drawl  whoop

grunt  pipe  mumble  blurt  mutter  drone  wisper  snarl  whimper

spat  groan  bark  shout

「話す」「言及する」「ささやく」「わめく」「さけぶ」「しゃべる」など、日本語でも言う以外で

言い表せる言葉がありますが、とにかく数の多さでは比較にならないのです。

「笑う」も多いです。

laugh smile chuckle giggle grin sneer scoff jeer scorn

chortle smirk cackle snicker snigger leer

gloat simper guffaw

次に、歩いたり、走ったり(人が移動)する単語。

これは二巻を読んでいる時に書き出したノートからです。一巻のも書いたかも。

roam rove slink shuffle amble skid tread scuttle bustle flit

jostle clamber stumble swagger scurry

scoot stampede lunge   charge at  hurtle weave

trudge lumber limp prowl  whisk totter sidle strut

wade traipse squelch hobble scamper trickle troop

tramp edge(away) grope waddle galumph wend pound

その他形容詞でも、不快さや、怒りの表現、汚さを表す表現など

語彙の数が多いのがあります。

「さっきは違う表現だったけど、コアの意味は共通してるな」

というのが多い場合、書き抜いてまとめて覚えました(この他にもいろいろあります)。

イディオムも多いです。単純な単語の羅列なのに、意味がしっくり来なかったら

イディオムだと思って辞書を調べるか、辞書になかったらネイティブに聞くかしました。

(私の読んでいるのは「イギリス版」なので、時には北米人にはわからない表現もありました。

あと、呪文以外でも、ローリングさんの「造語」だったこともありました)

さて、難しさの話をしましたが、

ハリーポッターは、原文でなければ笑えないような駄洒落のような冗談も多く

ぜひ原書(イギリス版。多くはないですが、イギリス英語でないと冗談にならないところがあります。

アメリカ版を読んだ北米人が、それを知って残念がっていました・・・)

・・原書で読んで欲しい本です。一巻だけでも、翻訳とはかなり違う楽しみ方ができるはず。

「子供の本なのに、なんか難しい・・」と、読みかけて止めちゃった方。

子供の小説だから、日本で英語を勉強した大人には難しいんです。

大人には、大統領の演説や討論の方が、よほどわかりやすいんです

(ブッシュさんの意味不明発言を除く)。

上の動詞だけでも、まとめて調べておくとかなり読みやすいと思います。

((^^)単語が調べてある本も出てるし、それ使ってもいいし)

構文は本当に易しいです。

夏に出た6巻は、5巻よりずっとハリーの精神状態がよく、興味深く読めました。

ですから、翻訳待たずに、ぜひ読んでみてください。

「スターウォーズ」と「ロードオブザリングス」と「24」を代わるがわる見ているような(??)

「びっくり!」の内容ですよ。

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コメント

すごい分析ですね。
全然動詞の多さを気にしたことはありませんでした。
フムフム

は~、だけど残念なのは、僕が読んでるのはアメリカ版・・・
"Sorcerer's Stone"から読み出しましたから。
映画化されてタイトル見るまでアメリカ版とイギリス版があること知りませんでした。

投稿: Husky | 2005年10月14日 (金) 23時05分

同じ系統の言葉が、1冊の本のなかでいろいろな単語で表現されているんですね。英語を読んでいれば気がついて当然かもしれませんが、いままで気がつきませんでした。
日本語だと「歩く」に「ドタドタ」や「とぼとぼ」をつけるだけでいろいろな意味になるのに、英語だとどうしてひとつひとつ単語が違うのでしょうか。そう考えて調べてみました。
『英語学習に役立つアイデアとヒント』
(homepage1.nifty.com/eigogakushu/index.htm)の「5-6.英語の特徴」に
・英語は視覚的で動きと形を重視し、
・動物の様々な微妙な動きを表現するために多様な異なる動詞が発達した
と書いてあります。
日本語は機能重視だから、ひとつの語彙を修飾して、いろいろな表現をしているようです。
機能が同じでも、形が異なるために別の単語が使われる例が、いくつも示されていて説得力があります。「歩く」についても、具体的な動きを表す動詞として、こちらで示されたものが載っています。
単語を覚えるためのヒントになるかもしれません。いい勉強になりました。

投稿: 英語と格闘 | 2005年10月15日 (土) 00時05分

Huskyさん:


 Rowlingさんの言葉遊びが光ってるのは始めのほうの巻なので、
米語版でいいと思います。
 特に物の名前は米語の方に馴染みがあるので、UK版のdustbin(ゴミ箱) Father Christmas(サンタ) windscreen(車の部分はglove compartmentくらいしか米語と共通の語がないみたい) trainer (スニーカー)torch(懐中電灯)など面白かったけど、読みにくかったです。
 (一巻のKnickerbocker glory(パフェ)は小さい辞書にはなく、北米の人もわからず、意味がわかるまでいろいろ「妄想」してしまいました。)


英語と格闘さん:


 こちらこそ、更に調べて教えていただいてありがとうございます。
 ご指摘の点以外で、英語の語彙は、いろんな言語系のものが混ざっていて複雑ですよね。あと、辞書を引いていると「初出16C」というのがけっこう目につきます。シェークスピアの時代。まさか一人で全部造語したわけじゃないでしょうけど・・。
 現代日本語の場合、明治時代に新しい概念が輸入され漢字語彙が爆発的に造語されたようですが、英語の場合はなんだろう。英語学を勉強した人にはたぶん常識なんでしょうが、調べてみようかな。

投稿: ぼくてき | 2005年10月16日 (日) 06時48分

アメリカ英語とイギリス英語で違う単語も全部
置き換えられているんですねえ。

僕が生の英語に触れたのはオーストラリアが最初ですので
trainerは知りませんでしたが、それ以外の単語には馴染み
ありますね。

だけど僕が原書読むときって、とにかく先が知りたい
せっかちな性格(^^)のせいで、どんどん読み進め
てしまいます。
だから、使われている単語とか文法とかの特徴にまで
気を配れるところが、すごい!って思っちゃいます。

投稿: Husky | 2005年10月19日 (水) 08時36分

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